2017年04月28日号 小田原市

北条こぼれ話「北条氏政と黄梅院」

3代北条氏康の時代、甲斐の武田信玄、駿河の今川義元と三国同盟を結びました。
それにより、氏康の娘が今川義元の嫡子・氏真へ、義元の娘は武田信玄の嫡子・義信へ、そして信玄の娘(法号 /黄梅院)は氏康の嫡子・氏政へ嫁ぎました。
この時、氏政は16歳、黄梅院は12歳。夫婦仲は良く、氏直をはじめ子宝に恵まれました。
しかし、今川義元の桶狭間での戦死を機に信玄が駿河に攻め込んだことで、黄梅院の人生も大きく変わります。攻め込まれた氏康の娘は裸足で逃げたといい、それに立腹した氏康は黄梅院を強引に氏政と離縁させて、甲斐に送り返したのです。黄梅院はその後すぐに27歳の若さで病没しました。
夫や子ども達と引き裂かれた黄梅院の心中はいかばかりだったでしょうか。氏政もまた亡き妻を思い、武田家と再び同盟を結んだ際、北条家の菩提寺・早雲寺に黄梅院の分骨を手厚く埋葬したそうです。
*参考文献…『歴史群像シリーズ(14)真説「戦国北条五代」早雲と一族、百年の興亡』学習研究社/『名城を歩く(18)小田原城』PHP研究所
●今年の北條五代祭りには、昨年の大河ドラマ「真田丸」で北条氏政役を演じた高嶋政伸さんが、氏政役としてパレードに出演します!

-2017年04月28日号, 小田原市