小田原薬剤師会より 2017年07月28日号

小田原薬剤師会より [No.109] 夏風邪に要注意

2018/01/09

梅雨も明け日差しも強くなってきたこの時期、子供達が待ちわびた夏休みが始まります。楽しい思い出を作る夏、病気にならずに過ごしたいですね。
夏に子供達がかかりやすい病気にへルパンギーナ・手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)・流行性角結膜炎(はやり目)の4つがあり、いずれもウイルスによる感染症です。
主な特徴はへルパンギーナや手足口病はのどの痛み・発熱・口の中や体に水疱ができる、プール熱やはやり目ではのどの痛み・発熱・目やに・胃腸障害です。いずれも感染力は強いですが、十分な休養と水分・栄養補給を行えば数日で回復します。重症化することは少ないので、過度な心配はせずかかりつけの小児科医を受診してください。
回復後も数日間は排泄物や咳、くしゃみで壁等にウイルスが残っている可能性がありますので掃除はこまめに行いましょう。
予防としてはうがい、手洗いが基本ですが、プール・海・川に入った後はシャワーや洗眼も忘れずに。また、大人も感染・発症することがありますので、家族で一緒にしっかり予防しましょう。
これらを踏まえ、楽しい夏をお過ごしください。

-小田原薬剤師会より, 2017年07月28日号