2018年01月26日号

スギ雄花の着花量調査結果より「今年の花粉量は多い」

2018/03/20

今や国民病とまで言われている花粉症。神奈川県自然環境保全センター(厚木市)ではスギ花粉の飛散量を予測するため、花粉を飛ばす雄花の着花量を調査している。
調査は、県内のスギ林30ヵ所で1997年(平成9年)より実施。
昨年11月の調査では、着花点数の平均値は100点中67.2点で前年の37.7点を大きく上回った。また過去5年間でも最も高い数値となった。よって今年の花粉飛散量は、「少なかった昨年から5倍程度増加し、例年の2倍程度になる」と予想されるとのこと。

早めの対策が肝心!

花粉を飛散させる雄花の数は、前年夏の気象条件がポイントとなる。高温少雨で日照時間が長いと着花は促進される傾向があり、今回の結果は昨年7月が猛暑だったことが影響したといえる。一般的にスギ花粉のピークは2~4月。花粉症は早めの対策が肝心といわれている。なるべく花粉を体内に取り入れないように予防しよう。
なお同センターでは、花粉の発生源対策に取組んでいる。現在、県内で生産されているスギ・ヒノキの苗木は、全て「花粉の少ないスギ・ヒノキ」となっている。また、全く花粉を飛散させない「無花粉スギ・ヒノキ」の開発も進めている。無花粉スギは生産量を年々増やしており、今年春は約8000本の苗木を出荷できる見込みだ。

P-20180126_kennai_sugi_kafun県内スギ林30ヵ所の平均着花点数の年変化
(県自然環境保全センター調べ/平成20年度~)

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