小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.119] 薬と運動

2020/01/10

運動しやすい季節になってきました。今日のテーマは「薬と運動」についてです。
生活習慣病は運動することで状態改善が期待できますが、運動するにあたって注意が必要な方もいます。
①降圧剤
降圧剤のなかには心拍数を下げるタイプのものがあり、服用中に運動しても心拍数があまり上がらず、その結果過度の運動につながることもあります。ランニングマシーンなど、心拍数で運動強度を測定するものには注意が必要です。また血管拡張作用もあるので運動後に血圧が下がりやすく、めまいやふらつき等起こしやすくなるので気を付けましょう。クールダウンをしっかり行う事が大切です。
②血糖降下薬、インスリン注射など
運動中や運動実施後は低血糖症状が普段より出やすい状態です。空腹時の運動は避け、低血糖症状がおきたらすぐに対処できるようにブドウ糖などを携帯しましょう。
今回例を挙げた以外でも注意が必要な薬もあります。自分の飲んでいる薬はどうなのだろう?と疑問をお持ちになりましたら、かかりつけの薬局、薬剤師までご相談ください。

-小田原薬剤師会より