小田原市 文化 街の話題 2020年02月14日号

まもなく本番の「小田原音楽フェスティバル」
指揮者 栗田さんが演奏指導

2020/04/20

恒例の市民合唱団による「第14回市民による小田原音楽フェスティバル」が3月8日(日)に開催される。それに先立ち2月2日、今年の指揮を務める栗田博文さんが、市民合唱団と小田原フィルハーモニー交響楽団(小田フィル)とのオケ合わせの指導のため、小田原市民会館を訪れた。
栗田さんは1961年生まれの58歳。小田原市南町生まれ、荻窪育ち、栢山に住んでいたことがある。小田原高校卒。第23回東京国際音楽コンクール指揮部門で第1位優勝、第1回シベリウス国際指揮者コンクールで最高位を獲得。国際的な指揮者として活躍している。
「小さい頃、小田原少年少女合唱隊に所属していたのでこの施設は懐かしいです」と栗田さん。今回のプログラムの一つ、「祭の頃」を作曲した小船幸次郎さんは小田フィルの初期の指導者で、栗田さんは小田高時代に師事。「小船先生の最後の弟子なんです」と言う。当日は、その繋がりの縁を話したいという。
また、メイン曲目のフォーレ作曲「レクイエム」の終曲は、「あの世から天使達が迎えに来てくれる様子の歌。来世でも幸せに過ごしてほしいとの願いが込められています」と説明。歌の意味を感じながら聞いてもらえたらとのこと。また、来年完成予定の新しいホールについても、「小田原の街に相応しい情報発信をしていただきたい」と期待を込めた。
コンサートは小田原市民会館大ホールにて、14時開演。チェロ花崎薫さん(小田原市出身)、ソプラノ田中詩乃さん(大磯町出身)、バリトン田中俊太郎さん。全席自由2000円。問合せはTEL.080・3436・8011事務局の磯部さんへ。

P20200214_odawaraongakufes_a▲小田フィルと市民合唱団に、熱のこもった指導を行った

P20200214_odawaraongakufes_b▲小田原出身の国際的な指揮者、栗田博文さん

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