小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.001~No.010]

2016/12/07

[No.010] 特別講演会

小田原薬剤師会では、3月5日(日)午後2時より小田原市保健センター3階にて特別講演会を開催します。内容は「心の中が楽しく・明るく・温かになる心理学を学ぶ」~TAを用いて~。TAとは、交流分析といい、自分の心を分析し、自己を知る事によってより良い人間関係を作るための心理学です。子供とのコミュニケーションや会社での人間関係でお悩みの方。患者や生徒とのコミュニケーションが心配な看護婦さん、学校の先生、是非御聴講下さい。参加費は無料です。小田原薬剤師会では、毎月研修会を開催し会員の「質」の向上に努めておりますが、今回の講演会のように「心」の向上にも力を入れています。これも皆さんが気軽に相談できる薬局・薬剤師を普及する為です。薬に関する事は基より、医療や介護保険、保健衛生、薬物乱用等何でもご相談下さい。「介護相談薬局」や「薬物乱用防止相談薬局」の看板を店頭に掲示した薬局もあります。是非ご相談下さい。
(2000年02月25日号掲載)

[No.009] 何か疑問や不安を感じたことはありませんか?

みなさんは病院で処方される薬、あるいは薬局でお求めになる薬に対して、何か疑問や不安を感じたことはありませんか?
たとえば、この薬の名前は?、この薬は何に効くのか?(効能・効果について)、副作用は大丈夫なのか?、他の薬や食べ物との飲み合わせはどうか?(相互作用について)、生活上の注意点は?、薬の飲み方は?(いつ、一日何回、服用時点の注意について)、保管の方法は?などいろいろな疑問がわいてくると思います。ましてや複数の病院にかかり、服用する薬の数が多くなればなおさらです。
患者さんは、ご自身が飲む薬について知る権利があり、われわれ薬剤師は、その薬に関する情報を提供する義務があります。このコーナーで紹介させていただいている「基準薬局」は、あなたの健康と薬に関する気軽な相談窓口です。是非、あなたの「かかりつけ薬局」をお持ちになってください。2000年を迎え、今年はご自身の健康に関してもっと積極的に考えてみてはいかがでしょうか。
(2000年01月28日号掲載)

[No.008] 「薬剤師」 と聞くと何を連想しますか?

みなさんは、「薬剤師」 と聞くと何を連想しますか?
「薬を渡してくれる人」、 「白衣を着ている薬屋の人」 などが思い浮かぶのではないでしょうか。 薬剤師という言葉からして硬く地味なイメージがあり、 あまり会話をしたことがないという人が多いかもしれません。しかし、この欄にある十字のマークの薬局に見覚えがあるでしょう。このマークが店先にある薬局は 「基準薬局」といいます。一定の基準をクリアして薬剤師会が認定した薬局です。 細かいことをいうよりは病院の外で薬をもらうときなどに実際に利用してみてください。交番で道を聞くように、 薬局で健康についてお気軽にご相談下されば、 最新の情報の中からあなたにあったものをお届けいたします。
私たち薬剤師は派手な宣伝より中身で勝負しています。
(1999年12月17日号掲載)

[No.007] 拝啓 患者様

病気の治療には、医療機関だけでなく、患者さんの協力がぜひ必要です。①病気を早く治す為に、医師は的確な診断をし、的確な処方をします。
②その処方せんをもとに、どこの薬局でも同じ様に調剤し、飲み方や留意すべき点などの情報を提供します。
③患者さんは、薬の説明を十分理解し、正しく服用する事で、治癒するわけです。
薬局は皆様の身近な相談の場です。薬のことで疑問がありましたら、近くの薬剤師にぜひお尋ね下さい。
(1999年11月19日号掲載)

[No.006] 在宅介護相談薬局

いよいよ介護保険の認定審査が始まりました。小田原薬剤師会では、市町村(小田原市、湯河原町、箱根町)より委嘱をうけた相談員のいる薬局が沢山あります。黄色い「在宅介護相談薬局」の看板のある薬局へ是非ご相談ください。(現在、小田原市内のみ)
アルファ薬局、永光薬局、扇町薬局、オギクボ薬局、オクツ薬局、おだちか調剤薬局、オダハラ薬局、薬局小田原くすりばこ、おほりばた薬局、おほりばた薬局城山店、お堀端オクツ薬局、オリエンタルファーマシー、川口薬局富水営業所、桔梗屋吉田薬局、健康堂薬局、皇漢堂薬局、こうめ薬局、栄町オクツ薬局、薬局栄町くすりばこ、酒匂薬局、さわやか薬局、サンファ―マシー、順天堂薬局、順天堂薬局栄町支店、新和薬局、健やか薬局、すみれ調剤薬局、せいらん薬局、セントラル薬局、長野薬局、なかやま薬局、夏目薬局、野田薬局、ひかり薬局、ひまわり薬局、芙蓉薬局、平成薬局、ほーゆうホリ薬局、真壁薬局、みどり薬局、矢野光信堂薬局、山崎薬局、楽天堂薬局、わかば調剤薬局。(あいうえお順)
(1999年10月29日号掲載)

[No.005] 生活改善薬

バイアグラ、リアップ、低用量ピルなど生活改善薬という分類の薬が発売され話題になっています。ほとんど医師の診断が必要ですが、 薬局で購入できるものもあります。
インターネットや個人輸入で購入して服用し、 最悪の事態をまねいた事件は皆さんもご存知だと思います。 人から 「いいよ」と言われてすぐに「自分も試してみよう」 と使ってみてもよいのでしょうか?
薬局で買えるリアップ(発毛剤)は、 血圧を下げる薬のもうひとつの作用に発毛作用があるため発毛剤として使われるようになりました。 塗る薬だからと言って、 正しい使い方をしないと血圧に影響がでるかもしれません。  薬や健康食品など次々とマスコミにとりあげられ、「いつもの薬と一緒に飲んでいいのかな?」 と疑問に思うこともたくさんあると思います。 そんな時、 基準薬局の薬剤師に相談してみてください。薬剤師は正しい使用法を勉強していますので、 きっとあなたのお力になることでしょう。
生活改善薬は、 個人の希望をかなえてくれる夢の薬ですが、 安全に使用することが一番大切です。
(1999年10月22日号掲載)

[No.004] ふれあいけんこうフェスティバル

薬の疑問にお答えします!
来る10月15日(金)~17日(日)に「ふれあいけんこうフェスティバル」が小田原市保健センターで開かれます。小田原薬剤師会では、17日(日)午前10時~午後4時まで2階の会場にて「お薬相談コーナー」や介護用品の展示、基準薬局の紹介、薬物乱用防止のPRなどを行います。みなさんが日頃思われている薬についての疑問、例えば「薬を飲み忘れたらどうしたらいいの?」「カゼをひいた時にカゼ薬と一緒に飲んでも大丈夫かな?」「病院で処方せんを出してもらったけれど、どこに持っていけばいいの?」等何でもご相談下さい。(ご自分が飲んでいる薬について相談したい方は、出来ればその薬を持参して下さい)また、10月26日(火)午後1時30分~午後3時に小田原市保健センター3階大会議室において「薬の飲み方について」の講演会があります。薬は正しく使ってこそ効果を発揮します、皆様の参加をお待ちしています。
基準薬局は、みなさんの健康やお薬についてのご相談にいつでも応じます。薬剤師に気軽に声をかけてください。「かかりつけ薬局」を持つことが、安心して薬を服用する「こつ」です。
(1999年10月15日号掲載)

[No.003] 処方せんを薬局で調剤するわけは?

お医者さんの処方せんを薬局で調剤するわけは?
毒入りカレーやポットへの薬物混入など、物騒な事件が報道されました。  古くから毒物による殺人はヨーロッパ、アジアなど世界中で行われ、歴史上の多くの要人も命を落としています。西洋では、薬を処方し服用させるために複数の人がチェックするシステムを考えました。つまり薬を処方する人(医師や歯科医師)と調剤して飲ませる人(薬剤師)を分ける医薬分業が徹底されていたのです。
日本では天皇や大名に毒味役がいた程度で漢方医や薬売り自らが処方し調剤、販売していたため、処方する人と調剤する人という医薬分業は進みませんでした。
今日の分業の目的は、専門科に分けられた医療機関において複数の診療科にかかっている患者さんの重複した処方(同じ作用の薬を違う科で処方)の発見や薬同士の相互作用(薬の飲み合わせ)の防止、患者さんとの会話から副作用(よくない作用)が起きているかどうかなどを医師に伝え事故を未然に防ぐことが重要な仕事となっています。
薬剤師は現代のお毒味役です。皆さんも薬局を上手に利用しましょう。
(1999年09月23日号掲載)

[No.002]『かかりつけ薬局を持ってみて』75才 女性』

以前は眼科、内科、外科、整形と方々の薬局、病院で薬を貰っていました。薬も捨てられない性分でとっておいた風邪薬を服用してアレルギーの為に二度も救急車のお世話になった事もありました。
飲んでいる薬も多く、副作用も心配なので近くの薬局で、どこの病院・医院の処方せんでも調剤して頂けると聞いて全ての薬をここの薬局で貰う事に致しました。
持っている全部の薬を見せて、今飲んでいる薬、アレルギーのある薬、一緒に服用しない方が良い薬など分けて頂き、市販の風邪薬に緑内障を悪化させる薬もある事や薬の管理・保管など詳しく教えて頂けました。今では何かあると気軽に相談出来るので安心して服用しています。
これからも宜しくお願い致します。
●基準薬局では患者さんが安心して薬を服用できるよう、いつでも相談に応じています。
市立病院でも処方せんを発行しています。あなたのかかりつけ薬局で調剤できます。ご利用下さい。
(1999年08月27日号掲載)

[No.001] 院外処方せん

『院外処方せん』という言葉を、最近よく耳にするはず。受診している病院の処方せんを薬局に持って行けば、薬を出してもらえるというもの。
例えば、公立病院の内科で受診したA子さんが、その病院は混んでいて薬をもらうのに一日がかり…「薬の待ち時間だけでもどうにかならないかしら」といった場合、その病院の医師に相談し『院外処方せん』を出してもらう。そしてそれを、いつも薬をもらっている近所の保険薬局に持って行けば、その薬局で調剤してくれる。病院にファックスコーナーがあれば、まえもってファックスしておくこともできる。
その薬局では、病院で出されている薬や、市販の薬などA子さんが服用している薬のすべてが薬歴簿に書かれているので、心配な「薬の飲み合わせ」もこれで安心。薬ひとつひとつに対して、丁寧に説明もしてくれる。
「基準薬局(保険薬局)では必ず患者さんに喜んでいただけるお薬づくりをお約束いたします」
かかりつけの薬局はありますか? あなたも基準薬局を上手に利用しましょう。
(1999年07月30日号掲載)

-小田原薬剤師会より