小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.011~No.020]

2016/12/07

[No.020] おくすり手帳をご存知ですか?

読者の皆さんは、病院や医院で処方された薬をいつもらったか記録していますか?  ご自分で記録されている方もおられるかもしれません。かかりつけ薬局では希望される患者さんに「おくすり手帳」をさしあげています。
おくすり手帳には患者さんが処方せんで出された薬について薬の名前、薬の飲み方、薬を飲む時の注意などを経時的に記録することができます。つまり「いつ?」「どんな薬を?」「どのくらいの量?」「何日飲んだか?」がよくわかります。いつも飲んでいる薬も必ず記載されているので、他の病院・医院や歯科医院にかかるときも先生に見てもらえば、治療の参考になりますし、今まで罹った病気やアレルギー歴を記入する欄もあるので外出先での急病などにも有効です。市販の薬を飲む時や体調など気づいたことも記入しておいていただくと薬剤師にとって重要な情報となるはずです。
一度おくすり手帳をもらったら、かかりつけ薬局の薬剤師に処方せんと一緒に必ず手帳を渡してください。あなたの健康ライフを支える上で欠かせない情報となることでしょう。
(2001年06月29日号)

[No.019] みなさん、「和漢診療学」をご存知ですか?

西洋医学は病気の原因を究明し、この原因を取り除くことに主眼を置いています。
今では、かつて不治の病であった結核の治療や、ワクチンによりポリオなどの撲滅にも成功しました。
一方、東洋医学は心と身体は一体のものであるという考えのもと、生体の恒常性を維持しその歪みを補正する事に主眼をおいています。
「和漢診療学」とは、東洋医学の伝統的な物の見方・考え方を尊重しながら、その診察や診断に西洋医学の科学的手法を取り入れ、最善の治療効果をあげる事を目的とした医学領域のことです。
さて、その和漢診療学の特別講演会が開催されます。一般の方も参加することが出来、入場は無料ですので、ぜひ足をお運びになってはいかがでしょうか。
(2001年03月30日号)

[No.018] 新世紀を迎えて

(社)小田原薬剤師会ではこの2市8町の基幹病院(小田原市立病院、足柄上病院)の院外処方せんの受け皿となるべく基準薬局を中心に体制を整えてきました。
この半世紀の間に医療の質が問われる時代になって、街の薬局・薬剤師も医療業務に参画するようになりました。皆さんも病院や医院で診察を受ける時に医師から治療の目的を聞き、納得して治療を受けていると思います。薬はその治療の目的を果たすため使用されるものです。ご自分がどの薬を何のために飲むのか、どのようなことに注意をしたらよいのか納得して使用することはとても大切なことです。ご自分に便利・都合の良い薬局(基準薬局)を見つけて「かかりつけ薬局」としてください。そして、薬剤師に何でもご相談下さい。皆様にお薬を有効に安全にご使用いただくために、私たちは日々努力して参ります。
(社)小田原薬剤師会では皆さまのご意見をお待ちしています。街の薬局で調剤してもらって良かったこと、改善してほしいことなど何でもお知らせください。
(2001年01月26日号)

[No.017] 居宅療養管理指導をご存知ですか

薬剤師が行なう居宅療養管理指導は介護保険で受けられる在宅サービスのひとつです。
薬剤師が、処方せんに基づき調剤したお薬を持って患者さんのお宅に伺い、薬についての説明や薬の管理のお手伝いをいたします。
薬をよく飲み忘れてしまう、種類が多くて飲み方がわからない、錠剤が飲めない、最近、体調に変化があった、介護保険や介護用品について説明してほしい等、薬剤師があなたのこんな悩みや疑問に対応します。
現在受けている在宅サービスを減らす必要はありません。
お気軽にあなたの「かかりつけ薬局」にご相談下さい。薬局・薬剤師は、皆様が安心してご自宅で療養できるよう、お手伝いいたします。
(2000年12月22日号)

[No.016] お待たせしません、お薬の待ち時間

小田原市立病院、足柄上病院にある院外処方せんファックス送信コーナー(無料)を利用して、あらかじめ「かかりつけ薬局」へ処方せんを送信しておくと、たいへん便利です。
「いまから」「今日中」「明日以降」など、だいたいどのくらいたってから薬を取りに行くかを機械で選んで送信しておくと都合の良い時に薬をもらえます。お薬は処方せんと引き換えにお渡しします。  かかりつけ薬局では、患者さんの薬歴(薬のカルテ)を作って、副作用、重複投薬、相互作用などのチェックをしています。
あなたのかかりつけ薬局へ院外処方せんをファックスで送ってください。より早く、安全にお薬をご用意することができます。
(社)小田原薬剤師会の院外処方せんファックス送信コーナー(無料)をご利用下さい。
(2000年11月24日号)

[No.015] 健康フェスティバル

来る10月13日(金)~15日(日)に小田原市による「健康フェスティバル」が、小田原市保健センターで開催されます。
(社)小田原薬剤師会では、15日(日)の午前10時~午後4時まで2Fの会場にて『お薬相談コーナー』を開設します。日ごろみなさんが使用されているお薬についての疑問や不安がありましたら、 遠慮なくご相談下さい。 なお、 その際使用されているお薬や、 薬局でお渡ししているお薬の名前や効能が記載されている紙(薬剤情報)や、お薬手帳等をご持参下さい。
最近では、効力の優れたものや作用時間の長い薬が多数開発され、使用されています。そのため、薬と薬、薬と食品(健康食品も含む)、薬と嗜好品(酒、たばこ等)などの飲み合わせに注意しないと、薬の作用が増強されたり減弱されたりしてしまうことがあります。
このようなことがないように「かかりつけ薬局」を持つことをおすすめします。あなたの一番信頼のおける薬局、気軽に相談できる薬局を「一つ」お選びください。薬局はあなたが自由に選ぶことが出来ます。
(2000年10月13日号)

[No.014] かかりつけ薬局は決まりましたか?

小田原市立病院外来が9月1日から原則院外処方せんになることは、市の広報紙や病院を通じて皆さんご存知だと思います。
すでに「かかりつけ薬局」を決められてご自分の薬袋をお持ちになった方も多いのではないでしょうか?ご自宅の近くまたは職場の近くなど「かかりつけ薬局」は自由に決められます。小田原市立病院、足柄上病院内での薬剤師会が運営するファックスコーナーでは「処方せんを調剤してもらうにはどうしたらいいの?」などのご相談に詳しくお答えいたします。また、患者さんが希望する保険薬局へ処方せんの内容を無料で送信できますのでぜひご利用ください。
(社)小田原薬剤師会では、皆様にくり返し「かかりつけ薬局」をひとつお持ちになることをお薦めしております。例えば、いつも飲んでいる市立病院の薬に他の医院で出た薬があった場合、すべての処方せんを「かかりつけ薬局」へ持って行ってくだされば、問題があるときにはすぐに医師に問い合わせをして、危険な飲みあわせを防ぐことができるからです。また、患者さんのご希望があれば、毎回の処方内容を記入する「おくすり手帳」も発行していますので各薬局にご相談ください。
基準薬局は皆様の「かかりつけ薬局」となるよう努力しています。
ぜひご利用ください。
(2000年09月01日号)

[No.013] みんなでつくる『かかりつけ薬局』

9月1日より、小田原市立病院でも全面的に医薬分業が行われることになったことは、皆さんご存知ですか?
現在、市立病院ではすべての患者さんに対して、自分のお薬を調剤してもらえる『かかりつけ薬局』を見つけてもらうようにパンフレットを配布しています。お薬の飲み合わせや副作用また、症状にあった薬の選択など、お薬の相談事は絶えないと思います。そこで、お薬の調剤はもちろん、これらを解決してくれるのが『かかりつけ薬局』なのです。
ところで、近所の薬局に処方せんを持参されたとき、「そのお薬は在庫にないので…」と断られないまでも、その場で持ち帰れなかったことはありませんでしたか? 実際、2万品目に近い医療用医薬品があるわけですから、街の薬局がこれら全てを取り揃えていることはとても困難です。それならば、どうしたらよいのでしょうか?
まず、今すでに服用しているお薬があれば、事前に『かかりつけ薬局』へ相談に行ってください。「次回からここで薬をもらいたい。」と言って下されば、そのときまでに確実にお薬を御用意いたします。その分、薬局には在庫の種類が増えたことになりますから、他の患者さんがどこの医療機関の処方せんを持参しても、そのお薬を必要としたときにはすぐに調剤できるようになります。
こうして皆様の『かかりつけ薬局』は育っていきます。そう、『街のかかりつけ薬局』は、その街の皆様の手で作られるのです。
小田原薬剤師会の基準薬局は、皆様の『かかりつけ薬局』となるよう努力しています。どうぞ、ご利用ください。
(2000年08月04日号)

[No.012] お薬で困ったら、ぜひ基準薬局へ!

最近「処方せんを発行して調剤は薬局で」というお医者さんや病院が増えてまいりました。あなたは、処方せんをお持ちになる薬局をお決めになっていますか? ご自分が信頼できる薬局をさがすことは、病気を治す上でとても重要です。薬剤師は、みなさんの健康状態やお薬の注意事項、また食事に関することなどを総合的に判断して、安全で有効にお薬を飲んでいただけるようにいたします。
私たちは、皆さんのお役に立てるよう日々努力していますので、健康上のいろいろなお話を是非お聞かせ下さい。もちろん、プライバシーは絶対に守ります。
薬局を上手に利用すると新しい発見ができるかもしれませんよ!
お薬で困ったら、ぜひ基準薬局へ! 健康情報満載です。
「院外処方」といわれたらまずお近くの基準薬局へご相談下さい。
(2000年05月26日号)

[No.011] おくすり手帳をご存知ですか?

(社)小田原薬剤師会では医薬分業の推進をはかるため2市8町の公立病院に院外しょほう箋ファクスコーナーを設置しようと努めてまいりました。その結果、小田原市立病院に続き、3月1日に県立足柄上病院にもファクスを設置することができました。
医薬分業で調剤するメリットは患者さんの薬の飲み合わせや同じ薬の重複投与などを調べて患者さんのために薬剤師が助言できることにあります。とても安全に薬を飲むことができます。
公立基幹病院の門前に薬局を作ることは、ただ院内の薬局が外に出ただけになってしまい待ち時間も変わらないこともありえます。
患者のみなさま、是非、かかりつけ薬局を持ってください!
(社)小田原薬剤師会の基準薬局は、あなたのかかりつけ薬局となってお役に立ちたいと努力しています。
あなたのお住まいや職場に近い基準薬局をご利用になってください。
(2000年03月24日号)

-小田原薬剤師会より