小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.041~No.050]

2016/11/28

[No.050] 薬剤師とよく話しましょう!

みなさんは処方せんでお薬をもらう時、薬剤師に病状などを伝えていますか?処方せんには病名が書かれていないので、薬剤師は薬の内容から判断して患者さんとお話をさせていただく場合がほとんどです。処方せんの薬は、既製品でなく医師が個々の患者さんへオーダーした薬です。しかし、薬によってはその人に合わない場合もあるかもしれません。薬剤師は患者さんのお話を聞いて、副作用を発見することもありますし、患者さんが医師に伝え忘れた健康食品との相互作用も発見するかもしれません。
また、コンピューターの入力ミスなどで効能の違う似た名前の薬が載ってしまった場合なども患者さんとお話することによって、誤りを防ぐことができるでしょう。
薬剤師とよく話してより安全にお薬を服用しましょう。
(2004年08月27日号)

[No.049] お薬の相談は薬剤師へ

今月末から一部の医薬品を医薬部外品(医薬品ではない)へ変更することにより、コンビニエンスストアなど薬局・薬店以外で販売することができるようになります。
医薬部外品といっても薬であることに違いはありません。病院から出ている薬との飲み合わせなどにも気をつけたいものです。
よくわからないときは、かかりつけ薬剤師のいる薬局での購入をお勧めします。お薬手帳を見せながらあなたに合ったお薬を選んでもらって下さい。お薬を安全に安心して服用していただくために、薬の専門家である薬剤師へ相談してください。
(2004年07月30日号)

[No.048] お薬手帳を上手に使いましょう!

お薬手帳をお持ちの患者さんもだいぶ多くなりました。使い心地はいかがでしょうか?
☆複数の病院、歯科医院にかかっていても同じ一冊を使ってください。
あなたが、飲んでいる薬、使用している薬(目薬・貼り薬など)すべてがこの一冊でひと目でわかることが重要です。大切な情報源となります。
☆処方せんと一緒に薬局へ渡してください。
忘れずに毎回提出していただくことで、お薬を服用した履歴ができますし、薬剤師に見せていただくことで、相互作用・重複投与のチェック、服用の注意などを十分にお伝えすることができます。
☆市販薬、健康食品など薬以外に使用しているものも記入しておいてください。
健康食品は、薬と相互作用がおきるものがたくさんあります。最近はやりの「にがり」なども、薬によっては一緒にとらないほうが良いものもあります。
お薬手帳は有効に利用してこそ価値があります。わからないことがあったら、かかりつけ薬局の薬剤師へ相談してください。
(2004年06月25日号)

[No.047] クスリはリスク!?

といわれるくらい、薬の使い方を間違えると病気が治らないどころか悪化する可能性もあります。薬を安全に、正しく服用するために以下の点に注意しましょう。
早く治るようにと、量や回数を勝手に増やさないこと。飲み忘れた場合も、2回分をいっぺんに服用するようなことはしないで下さい。市販の薬もついている説明文を読み、指示どおりに服用しましょう。また、使用上の注意や副作用、保管上の注意なども、きちんと読むように心がけましょう。
勝手にカプセルをはずしたり、錠剤をつぶして服用しないようにしましょう。薬の中には苦味を抑えるためにコーティングしてあるものや、少しずつ溶けて効果を持続させるもの、胃では溶けずに腸で溶けるように加工されているものなどがあります。
薬はコップ1杯くらいの水またはぬるま湯で服用しましょう。水なしで薬を服用するのは、とても危険なことです。とくにカプセル剤は食道などにくっついて薬が溶けだし、食道潰瘍になることもあります。また、薬は水と一緒にとったほうがよく溶けて、吸収もよくなります。薬の中には、お茶やジュースで服用すると吸収が悪くなったり、成分に影響するものもあるのでご注意下さい。
他にも何か疑問に思ったことがあればかかりつけ薬剤師にご相談下さい。
(2004年05月28日号)

[No.046] お薬手帳はいつもお持ちください

現在飲んでいる薬の名前を、先生の前で伝えられますか?
同じ薬を1~2種類をずっと飲んでいる患者さんでしたら大丈夫かもしれません。でも途中で風邪をひいて薬が追加されたり、薬の種類が増えてきてしまったら覚えていられますか? そんなとき、「お薬手帳」はたいへん便利です。
1冊の手帳に病院にかかったとき処方された薬を記入してまとめることで、病気の経過の目安となりますし医療機関や薬局では飲み合わせのチェックに役立ちます。お薬手帳は記入してもらうだけでなく、あなたの健康情報(血圧・検査結果・いつもと違う気になる症状など)を書いておく事も良いでしょう。市販の薬を薬局で購入するときも薬剤師に飲み合わせのチェックをしてもらってください。
毎回同じお薬でもその薬をどの位の期間飲んでいるかの記録になります。 お薬手帳は毎回、処方せんと一緒にかかりつけ薬局の薬剤師におわたしください。
お薬手帳は保険薬局に置いてあります、気軽に薬剤師に声をかけてください。
(2004年04月30日号)

[No.045] 決めていますか?かかりつけ薬局!

「あっ!朝のくすり飲み忘れてた」こんなことは誰にでもあることです。「お昼の分といっしょに飲んでおこう!」ちょっと待ってください。このような判断はとても危険です。こんな時「かかりつけ薬局」に相談しましょう。皆様一人ひとりの薬歴をもとに適正な情報をお伝えします。
かかりつけ薬局を選ぶポイントは
・きちんと説明
・気軽に相談
・情報提供
・信頼できる薬剤師
です。
皆様もご自分にあったかかりつけ薬局を見つけてください。
(2004年03月26日号)

[No.044] お薬をより安全に

お薬の副作用は必ずしも出るとはかぎりませんが、絶対に安全だとも言えない厄介なものです。そして、飲んだ方全員に出るのではなく、ほんのごく少数の方に症状が現れることがあります。また、医療用の薬だけでなく気軽に買える市販薬にも副作用が出ることがあるのです。決して皆様を脅かすわけではありませんが、お薬を飲むときはこういったお薬の特徴を良く知った上で服用していただきたいのです。市販薬を買うときもかかりつけ薬剤師からよく説明を受けていれば「何かいつもと違うな?!」という時すぐに対処できると思います。
かかりつけ薬剤師は皆様が安全に安心してお薬を服用できるように正しい情報を伝える努力をしています。
(2004年01月30日号)

[No.043] 今年も残すところ、ひと月となりました。

気温が低くなり、空気が乾燥してくるとウイルスの活動がさかんになり風邪をひく人が増えてきます。うがい、手洗い、十分な睡眠といった日頃の心がけは欠かせません
が、風邪をひいたときは、市販の薬を飲む、医師の処方薬を飲むという方が大半だと思います。
市販の薬でも、卵アレルギーのある方、血圧の高い方、緑内障の方など注意して薬を選ばなくてはいけません。また、医師からの処方薬を飲まれるときも、複数の病院や医院から薬が出ている場合は注意が必要です。医師にかかるときは、お薬手帳などを持参し使用している薬がすぐわかるようにしておくとよいでしょう。
お薬を安全に安心して服用するためにお薬についての疑問は、まず、いつものかかりつけ薬剤師にご相談ください。あなたの体調にあわせたお薬選びや飲み合わせのチェックによって皆様をお薬の悪影響からお守りいたします。
(2003年12月05日号)

[No.042] 薬の疑問に お答えいたします!

来る10月18日(土)・19日(日)に「ふれあいけんこうフェスティバル」が小田原市保健センターで開催されます。(社)小田原薬剤師会では、19日(日)午前10時~午後4時まで2階の会場にて「お薬相談コーナー」や介護用品の展示、薬膳スープの試飲、薬物乱用防止のPR、基準薬局の紹介などを行います。日ごろみなさんが服用されているお薬についての疑問や不安などがありましたら、ご遠慮なくご相談ください。なおその際には、服用されているお薬又は、服用されているお薬が記載されているお薬手帳を持参してください。飲み合わせには薬と薬、薬と食品(健康食品も含む)、薬と嗜好品(お酒、たばこ)などあり、お薬の作用に影響を与えることがあります。
一度ご自身の生活スタイルなどを、あなたの一番信頼のおける薬局(かかりつけ薬局)の薬剤師にお話する事をお勧めいたします。基準薬局(かかりつけ薬局)は、みなさんの健康やお薬についてのご相談にいつでも応じ、お薬による被害をなくす為に努力しています。
(2003年10月17日号)

[No.041] 安全に正確にお薬を服用するためのお手伝いを

「あれ、朝の薬飲んだかな? 忘れちゃった」よくある話ですが、度々あっては困りもの。また、「カプセルが大きくて飲みにくいから、つい飲まないのよね」などといったことでお薬を飲まないことがありませんか?
そんな時も、かかりつけ薬局の薬剤師に気軽に相談してみてください。
朝昼夕ごとにお薬をまとめて飲みやすくする方法など、ひと工夫することによって楽にお薬を飲んでいただけるようになります。カプセルなど飲みづらい場合は、薬剤師が医師に問い合わせて、散剤(粉)や錠剤に変えることもできます。
お薬を先生の指示通りにちゃんと飲むことはとても大切です。皆様が安全に正確にお薬を服用するためのお手伝いをさせていただきたいのです。
薬のことでわからないことがあったら、すぐ薬剤師にご相談ください。
(2003年09月26日号)

-小田原薬剤師会より