小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.071~No.080]

2016/11/28

[No.080] お薬手帳は皆様を薬害から守るために…

お薬手帳という手帳があります。お薬手帳には沢山の情報が書かれていて、医師、薬剤師に見せることで、今どんな薬を飲んでいるのかを確認できて、皆様を薬害から守るのに大変有効な手帳です。また、いつも聞こうと思いながら、医師、薬剤師の前ではつい忘れてしまうことを記載しておくのも有効な使用法です。
いつも同じ薬だから、荷物が増えるから、面倒だからといって手帳を持っていかない。また、つい忘れてしまったなどあるかもしれません。しかしそれはもったいないことです。他の薬を飲んでいないという情報も大事な情報ですので、病院にかかるときは、ぜひ持っていきましょう。確認してもらって力を発揮するものと考えてください。
自分が飲んでいる薬を確認してもらう為のものですので、もちろん手帳は医療機関ごとに分けずに一冊にしましょう。あなたの健康を守るためにぜひ実行してみてください。
(2008年11月28日号)

[No.079] 「介護まちかど相談薬局」を知っていますか?

薬局では健康や薬の相談以外にも、介護に関する相談をお受けして適切な介護サービスを紹介する「介護まちかど相談薬局」を展開しております。相談者のプライバシーに配慮したうえで関係機関につなぐことにより、介護サービス全体の質の向上を目指しております。
「介護サービスについて知りたい」「介護用品について教えてほしい」「今受けている介護サービスに不満が…」等々、さまざまな相談をお聞きし、適切な窓口をご紹介いたします。身近な薬局で気軽に相談していただくことで、悩みが少しでも解消できるかもしれません。お近くの「介護まちかど相談薬局」にご相談ください。
小田原薬剤師会の会員薬局は、皆様の健康と福祉の充実にお役に立てるよう努力しています。
(2008年09月26日号)

[No.078] 日焼け後のケア

レジャーなどで1日太陽の下で過ごし、皮膚が真っ赤になってヒリヒリ痛み、夜も眠れなくなったことはありませんか? 日焼けも一種のやけどです。適切に処置することが大切です。
まず、炎症を抑えるために冷やします。冷水で冷やしたタオルや氷嚢を使い、熱が取れるまで十分に冷やしてください。症状が重い(水ぶくれ、広範囲の発赤、腫れがある)場合はできるだけ早く病院で診てもらいましょう。
次に低刺激性の基礎化粧品で水分補給と保湿をおこなってください。紫外線で傷つけられた皮膚を修復・治癒させる働きがあるアロエ入りのアフターケア用品をお使いになるのもいいでしょう。かゆみや痛みがある場合は消炎鎮痛成分を配合した軟膏を塗ります。
日焼けした肌をケアしないのは美容の大敵です。ビタミンCを積極的にとってシミ対策も忘れずに!
詳しくはかかりつけの薬局でご相談ください。
(2008年08月29日号)

[No.077] こわ~い蜂!刺された時の対処法は?

夏は海や山に出かける方が多いと思います。しかし、楽しみと背中あわせに危険もいっぱいです。そのひとつが「虫刺され」。中でも、蜂は命に関わる場合もあるので特に注意が必要です。蜂と聞くと、鋭い毒針の毒が回って死に至ると思っている人も多いかもしれませんが、毒そのものが、直接命に関わることはあまりありません。最も怖いのは、アナフィラキシーと呼ばれるショック症状です。アナフィラキシーショックは極めて短時間で起こるので、少しでも様子がおかしいと感じたら、救急車を呼ぶなど速やかな対処が必要です。ショック症状がなくても腫れがひどい場合などは病院で診てもらいましょう。
自分で対処するときは、毒液は水に溶けやすいため、蜂に刺されたらまず傷口を流水でよく洗い流し、傷口から毒を絞り出します。そして、ステロイドを含有したかゆみ止め軟膏(ステロイド軟膏)を塗ります。塗り薬にも色々種類がありますので必ずかかりつけの薬剤師に相談してください。
(2008年07月25日号)

[No.076] 喫煙と病気

喫煙することによって、様々な病気のリスクが増えると言われています。
喫煙によってニコチンが吸収されると、喫煙後数秒で、心拍数の増加と血圧の上昇や血流量の減少といった変化が現れます。そのうえ、喫煙者は非喫煙者に比べて虚血性心疾患や、冠動脈疾患になる危険率が増加するとの報告も数多くあります。
タバコの煙に含まれるニコチンは、皮膚に栄養を供給する毛細血管を収縮させるので肌の乾燥が進んでシワが出来やすくなり、肌や髪などの老化を早めてしまいます。また、ニコチンはビタミンCを壊すので、肌の色も悪くなります。
まさに百害あって一利なし!タバコは早めにやめるべきでしょう。禁煙方法にも様々ありますが、禁煙で大事な事は『ニコチンを体から抜く事』と『タバコを吸わない日常に慣れる事』です。ニコチンパッチも市販されるなど、禁煙補助薬もいろいろと出ていますのでぜひ薬剤師に相談してみてください。トータル的な禁煙指導であなたの禁煙のお手伝いが出来るはずです。
(2008年06月27日号)

[No.075] お子様にお薬を飲ませるコツ教えます!

来る6月1日(日)に「子育て支援フェスティバル」が川東タウンセンターマロニエで開催されます。(社)小田原薬剤師会では、午前10時~午後3時まで2階の会場にて「お薬相談コーナー」やお薬手帳の配布等を行います。日ごろお子様が服用されているお薬についての疑問や上手に飲ませられない等お困りの事がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。きっと、何かコツがみつかりますよ!かわいいシールや指人形などのグッズも用意してあります。
基準薬局(かかりつけ薬局)は、皆さまの健康やお薬についてのご相談にいつでも応じ、お薬を安全に安心して服用していただくために努力しています。
(2008年05月30日号)

[No.074] お薬手帳は一冊にまとめましょう!

4月から75歳以上の方は基本的に「お薬手帳」を持っていただくことになりました。
病院ごとにお薬手帳を持っていては「お薬手帳」の役目を果たせません。
いろいろな病院、医院で処方されている薬が一冊に記されていることで、重複投薬の防止や相互作用のチェックが可能になります。また、病院から退院するときも「お薬手帳」にお薬の内容が記載されます。
複数の病院、医院に受診する場合、どこかで飲み合わせの悪いお薬が出ているかもしれません。それらをひと目でわかるようにして、皆様に安全に安心してお薬を飲んでいただくためのシステムです。
診察を受ける時、お薬をもらう時は必ず持っていきましょう。
(2008年04月25日号)

[No.073] お薬の服用時間について

病院や薬局でお薬をもらうと、袋や薬の情報に服用する方法が記載されています。
「朝食後30分以内」、「○時間おきに服用」、「朝起きてすぐ服用し、30分は横にならないこと」などいろいろあります。
「1日4回6時間おきに服用」などの場合は、夜中に起きなくても「毎食後と寝る前」くらいの間隔で服用できる場合もあります。
また、「1日1回朝食後30分以内」の薬の服用を忘れてしまったときなど、「昼食後」に服用して大丈夫なこともあります。
「朝起きてすぐ」の服用ができないときは、「昼食前の空腹時」に変えても良いこともあるので、薬剤師に聞いてみてください。
薬剤師は医師に確認してそれぞれ楽に服用できる方法を患者様にお伝えします。
わからない事があったら、かかりつけ薬局の薬剤師に質問してください。
(2008年01月25日号)

[No.072] 胃腸炎やインフルエンザが流行する時期

だいぶ寒い日々が続く季節になりました。低温と空気の乾燥でウィルスの活動が活発になり、胃腸炎やインフルエンザが流行する時期でもあります。
手洗いとうがいは予防にとても有効です。外出後は必ず手洗いとうがいをするように心がけましょう。
急な発熱や嘔吐で、家に残っていた薬を使う場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。基本的に、個人が処方された薬は処方された方だけに使うものです。兄弟、姉妹であっても体重の違いやそのときの症状により内容が違います。勝手に服用しないようにしてください。熱を下げる薬も子供には使用できない薬があります。
薬について判らないことは、まず、かかりつけ薬局の薬剤師に相談してみましょう。
(2007年12月28日号)

[No.071] お話を聞かせて下さい

お薬についてわからないことや不安なことがあったら、薬剤師に相談してください。
薬の飲み合わせはもちろん、生活の中での注意点などもお話できればと思っています。
薬剤師は、お薬をお渡しする際に病状や体調などをお聞きしています。病院や医院で医師の診察の結果、処方せんが発行されます。処方せんには、薬品名と服用量、処方日数などが記載されていますが病名は記載されていません。患者さまとのお話によって今日のお薬の目的や必要性を確認させていただきながら、薬歴をもとに安全性のチェックなども行います。お薬を服用して「いつもと何か違うな?」と思ったら、それはからだからのメッセージかもしれません。すぐに薬剤師に知らせてください。
皆様に安全にお薬を服用していただくことが薬剤師の最も重要な仕事なのです。
(2007年09月28日号)

-小田原薬剤師会より