小田原薬剤師会より 2016年12月23日号

小田原薬剤師会より [No.107] 冬でも起こる脱水症状

寒さが厳しくなってきたこの季節、冬にも脱水症を起こしやすいことを皆様御存知ですか?
「かくれ脱水症」、「じんわり脱水」と呼ばれています。
冬は夏に比べのどの乾きを感じにくいこと、さらに湿度が低下することが主な要因です。室内は暖房器具の影響で、より湿度が低くなり汗もかきやすい状態になります。このように気付かない内に体内から水分が失われていくことを「冬の脱水」といいます。初期の状態であれば乾燥肌、口の乾き程度ですが、症状が続くと血液がドロドロになって血流が悪くなり、このことが原因で冷えになり、酷くなると脳梗塞や心筋梗塞になる可能性も出てきます。
「冬の脱水症状」を予防する為、お部屋の加湿、こまめな水分補給を心がけましょう。加湿は肌の乾燥を防ぎ、インフルエンザや風邪の予防にもなります。水分補給の際は、お茶やコーヒーよりお水や経口補水液がオススメです。尚、経口補水液は血圧や血糖値を上げてしまう恐れもありますので、お求めの際はお近くの薬局までお気軽にご相談下さい。

-小田原薬剤師会より, 2016年12月23日号