小田原市 2023年01月01日号 ニュース スポーツ

旭丘高校卒のチョイジルスレンさん
第100代「学生横綱」を獲得

2023/01/01

学校法人新名学園旭丘高校(小田原市城内)卒のバドジャルガル・チョイジルスレンさん(日本体育大学4年)が、11月5日から両国国技館で行われた第100回全国学生相撲選手権大会の個人戦を制し、学生横綱を獲得した。卒業後は大相撲入りを希望している。

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15歳でモンゴルから留学生として来日し、旭丘高校で学んだチョイジルスレンさん。相撲部監督の岸田光弘さんのもと稽古に励み、日体大へ進学。学生最後となる今年、見事「学生横綱」の栄誉をつかみとった。

決勝の相手は同じ日体大4年の中村泰輝さん。ライバルであり仲間、そして同大会を1年生にして制した経験のある強敵。強い気持ちをもって押し出した。

12月12日、チョイジルスレンさんと岸田さん、旭丘高校の水野浩理事長・学校長らが守屋輝彦小田原市長を表敬訪問。持参した「綱」とともに大会を報告した。

「悔しい思いを糧に4年間頑張って、優勝できて嬉しい」とチョイジルスレンさん。高校3年で出場したインターハイは、あと一歩及ばず準優勝。その無念を晴らすべく、大学生活を稽古に打ち込んだ。報告を聞いた市長は活躍を温かくたたえ、今後への期待を寄せた。

7年前、モンゴルで岸田さんのスカウトを受けて強豪の旭丘高校へ。チョイジルスレンさんの強さを「修正能力の高さ」にあると、岸田さんは話す。一番一番とるごとに勝ち方を考え、成長していく。「彼は3年、5年先を見て稽古をしている」。出会った当時70㎏だった体重は、今は倍以上の150㎏に。185㎝の体躯にずっしりと力強さを身につけた。

日本に来た当時は「右も左も分からず、小田原で生活のすべてを教えてもらいました」とチョイジルスレンさん。文武両道を掲げる同校の精神を大切に、学業にも力を注いだ。モンゴルでの小中学校時代は、数学の勉強に打ち込んでいたという。頼もしく成長した姿に、スカウトに同行した水野理事長は目を細めた。

今後は、より厳しい大相撲の世界へ進むという。岸田さんは「一枚でも多く番付が上がる姿を見たい。怪我に気をつけてのぼっていってほしい」と教え子を思いやった。

目標は「まず関取になる。そこから次を目指す」「勝負どころで負けない力士になりたい」。一歩一歩確実に。チョイジルスレンさんの新たな歩みが始まる。


▲学生横綱の「綱」を持つチョイジルスレンさん


▲左から、岸田監督、水野理事長、チョイジルスレンさん、守屋市長、栁下正祐教育長

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