小田原薬剤師会より 2017年12月22日号

小田原薬剤師会より [No.111] かかとのスキンケア

2018/01/09

乾燥が気になるこの時期、かかとのひび割れが治らない!そんな経験はございませんか。
「乾燥=保湿剤を塗ると治る」と思い込みがちですが、かかとの場合は、厚く固くなった角質に保湿剤を塗っても浸透しにくいので、まずは固くなった角質を落とすことが大事。お風呂などに入って角質を柔らかくし、軽石などで軽くこすってから保湿剤を使用するようにしましょう。ここでこすりすぎてしまうと、かえって皮膚が分厚くなったり、ひび割れから出血するなど状態を悪化させてしまうので注意です。
保湿剤もいろいろな種類があります。ひび割れたり出血している状態で使用すると滲みるものもあるので、選ぶときには薬剤師に相談してみましょう。
薬のみでなく、食べ物で体の内側から改善する事も大事。こんにゃくやしらたきなどには保湿成分である「セラミド」が含まれており、ビタミンA、ビタミンCなどは皮膚の代謝や乾燥対策には欠かせないビタミンです。
色々対策をしても乾燥が治らない、1年中かかとがガサガサ、そんな方は角質増殖型の水虫が原因かもしれません。自分で見分けるのは難しい、でも病院へ行きにくい、そんな時はお近くの薬局へお気軽にご相談ください。

-小田原薬剤師会より, 2017年12月22日号