小田原市 2018年01月19日号 歴史 ニュース

小田原市・白髭(しらひげ)神社の奉射祭(ぶしゃさい)
6本的中「今年も大吉」

2020/04/21

小田原市小船の白髭神社で1月7日、弓矢の的中具合でその年の五穀豊穣を占う神事「奉射祭」が執り行なわれた。約14m離れた的に向けて7本の矢を放ち、昨年と同じ6本が的中。中村瑛(あきお)宮司は「今年も最高の年になると思われます」と話した。
奉射祭は800年以上の歴史をもつと伝えられており、市の無形民俗文化財に指定されている。弓矢は手製のため的中が難しく、7本すべてが的にあたったことは一度もないという。
最後の矢が的に届くと、的に吊るされた木の鳥型(通称ツバメ)を奪い合う「的破り」も行なわれた。持ち帰って戸口に吊るすと厄除けになると言われており、神事の後には参拝者にも配られた。

P-20180119_shirahigejinjya_bushasai▲矢が命中するたびに観客から大きな拍手が起こった。

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