小田原薬剤師会より 2018年03月02日号

小田原薬剤師会より [No.112] 目薬について

2018/03/22

日差しに春を感じるこの頃ですが、花粉症に苦しむ人にはつらい季節ですね。この時期手放せない人も多い「目薬」について解説します。
目薬をさす前にまず手をよく洗います。それから容器の先がまぶたやまつ毛に触れないよう注意しながら、確実に眼の中に入れます。点眼量は1滴で十分です。その後、目を閉じて静かに待ちましょう。目薬をさした後、目をパチパチするとせっかく入れた目薬が流れ出てしまいます。皮膚に付着すると、かゆみやかぶれなどが出ることもあるので、流れ出たものはすぐに拭き取るようにしましょう。
目薬の保存温度は「冷所保存」と書いていなければ1~30℃まで大丈夫なので、夏場注意すれば室温で保存が可能です。冷蔵庫で保管するときは、凍らないよう注意しましょう。
複数の目薬を使用する場合、それぞれの間は5分以上の間隔をあけます。前の薬が吸収されないうちに次の目薬をさしてしまうと、洗い流され効果が薄れてしまいます。順番は医療機関で指示されたとおりにするか、指示がなければかかりつけ薬剤師・薬局にご相談ください。

-小田原薬剤師会より, 2018年03月02日号