小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.116] 花粉症でお困りの あなたに

既にスギ花粉症で苦しんでいる方も多いこの季節に、来シーズンこそ花粉症で苦しまないために長期的に出来る根本治療のご提案。
「普段から食事・生活に気を付ける」
食べて花粉症を予防する乳酸菌(ヨーグルト)や花粉米(スギの遺伝子を組み込んだ米を日頃食べることで耐性をつける)などが世間を賑わせています。それらも良いですが、今回は日常生活で意識して控えるだけで花粉症の症状が和らぐと考えられるものをご紹介します。その代表例が、乳製品(特に牛乳)や小麦(グルテン)・糖質(砂糖類はもちろん白米も)・食品添加物(人工甘味料などもってのほか)です。これらは腸内環境を荒らしてしまい、リーキーガット(腸漏れ)症候群を引き起こし、血管に直接毒素を送り込む事で全身に行き渡らせ免疫機能に異常を来します。そんな食品まみれの現代人に花粉症という現代病が増えた事は何も不思議ではありません。また、現代人の過労による睡眠不足も、腸内の炎症を修復する機能が働けずに症状は悪化の一途を辿る要因となっています。薬で症状を抑えつけ、体を誤魔化し、また無理をして、症状が悪化するという悪循環になってしまうのです。
症状がつらい今だからこそ、生活を見直すチャンスかもしれません。是非、かかりつけ薬剤師にご相談下さい。

-小田原薬剤師会より