小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.121] マスクの使用について

2020/04/08

マスクは、風邪などに対し「人にうつしたくない」「かかりたくない」という大きく2つの目的で使用します。その中で、感染拡大を抑制する効果が重要です。咳やくしゃみに含まれたウイルスは2~5m飛散すると言われています。咳やくしゃみの症状がある人が着用することでウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散るのを防止します。また、症状がある人と接する機会がある場合、直接飛沫を吸い込むリスクを減らす目的でも用いられます。一般的には不織布製マスクが使用されます。
就寝時の風邪予防として使用するのも効果的です。鼻や喉の粘膜が乾燥するとバリア機能が弱まり、ウイルスが体内に侵入しやすくなる可能性があります。マスクをしていると、口の周りの湿度が高くなり鼻や喉の乾燥を防ぐことができます。ガーゼマスクはこの機能が高く、主に用いられています。
また、マスクは様々な場所についているウイルスを手で触れてしまった場合に直接口や鼻をさわらないようにできるため、感染のリスクを減らす効果も期待できます。
状況に応じて使い分け、感染拡大防止、予防の助けとしてください。不明な点がございましたら、かかりつけの薬局、薬剤師までご相談ください。

-小田原薬剤師会より