松田町出身の“もう一人のいだてん”
澁谷壽光(しぶや・としみつ)さんの足跡を展示

2019/10/11 2020/04/22

10月12日(土)～18日(金)、松田町民文化センター（町役場隣り）１階展示ホールで、1964年東京オリンピックの陸上競技審判団長を務めた澁谷壽光（しぶやとしみつ）さん（1894-1983年）の足跡を紹介する「昭和のスポーツレガシー展」が開催される。主催は同展開催実行委員会、協力は県立小田原高等学校同窓会「樫友会」。
澁谷さんは松田町出身で、今年のＮＨＫ大河ドラマ「いだてん」の主人公、金栗四三さんとともに日本陸上界の発展に貢献した一人。東京高等師範学校（現筑波大学）へ進学し、金栗さんの後輩として陸上に打ち込んだ。卒業後は、母校の県立小田原中学校（現小田原高校）で教職を務めた。
学生時代からの競技活動を経て、指導者や大会運営、審判として活躍。金栗さんが発案した箱根駅伝の創設にも深く関わり、コース設計を担当。また、1936年のベルリンオリンピックには陸上競技の総監督として参加。生涯を陸上競技に捧げてきた。
展示では澁谷さんの遺品などを紹介。オリンピックのポスターや金メダリストの直筆サイン、箱根駅伝の関連写真など約140点を並べる。入場無料。
【問】TEL.0465・83・7021町生涯学習係

POST20191011_matsuda_sibuya ▲澁谷壽光さん（写真提供：澁谷彰久さん）