地域の憩いの場づくりとして
豊島邸で「ブックカフェ」／9月10日(火)～23日(祝)
2020/04/23
小田原市栄町にある「豊島邸」で9月10日(火)～23日(祝)、ブックカフェイベント「本ときどきカフェ」が開かれる（同実行委員会主催）。期間中は趣ある建物内に本が並び、読書が楽しめる。
豊島邸は箱根宮ノ下で開業医をしていた故・豊島牧四郎さんの別邸で1941年頃の建築。書院風と数寄屋風の意匠を組み合わせた特色ある木造平屋で、４年前に小田原市に寄贈された。
今回イベントを行うのは、まち歩きの企画運営等を手がける「小田原まちセッションズ」（平井丈夫代表）を母体とした実行委員会。期間限定で建物を借りてブックカフェを企画。豊島さんの願いである「市民の憩いの場にしてほしい」を実現したいと話す。
期間中は、市立かもめ図書館の協力で様々な本を用意。自家焙煎コーヒーやパンなども提供。さらに「みんなでつくる本棚」と題し、来場者に「こだわりの本」「おすすめの本」の持込みを呼び掛けている。持参すると本の帯が用意されており、そこにその本を好きな理由を書く。そして、読んだ人は感想を書く。様々な人の本への思いが積み重なる、本好きには興味深い企画だ。
時間は10時～16時。入場無料。また、9月11日(水)～16日(祝)にはイラストレーターたなかきょおこさんの絵画展、18日(水)～23日(祝)には松本泰子さんの写真展を開催。17日(火)はヴィオラとチェロのミニコンサートも（16時30分～）。ワークショップも予定。
「地域の方に気軽に来てほしい。本とお茶でのんびり過ごしてもらえたら」と平井代表。
持参した本は会期終了後に返却。会期前に持参する場合は、小田原市本町の「ケントスコーヒー」へ。会期前の問合せはTEL.0465・25・4491ケントスコーヒー、会期中はTEL.090・3687・8355平井さんへ。
▲歴史的建造物の豊島邸と実行委員会のメンバーら
豊島邸アクセス／小田原市栄町4・9・44。小田原駅東口徒歩約10分。イベント時のみ駐車場あり