ニュース 真鶴町 湯河原町 2019年07月26日号

<湯河原町・真鶴町>安全と環境に配慮して再整備
新しい最終処分場が完成

2020/05/15

湯河原町真鶴町衛生組合が管理する「一般廃棄物最終処分場」の再整備が完了し、7月8日に竣工式が行われた。
この施設は、可燃ごみの焼却灰を埋め立て処分するもの。ごみ焼却施設の「湯河原美化センター」(同町吉浜)近くに位置し、2011年に地下水汚染が原因で使用を中止していた。再整備では当時埋めてていた廃棄物をすべて撤去し、汚染物を外部に流出させない工夫を凝らした新施設として完成させた。
焼却灰はセメントを加えて混錬・撹拌(かくはん)し、「埋立盛土材」として埋め立てる。そうすることで灰の飛散や害虫の発生などが抑制でき、廃棄物に含まれる有害物質なども溶出しにくくなるという。
埋め立て容量は7万7350立方メートル。現在の両町のごみ排出量だと約40年分は貯められる試算となっている。また、灰の圧縮率を高めることで、さらに長期間の運用が期待できるという。今後は、箱根町など広域での利用の検討も進めていく。

▲完成した最終処分場の内部。屋根をつけ、安全面に配慮した

▲「次の時代に安全・安心して渡せる環境が整った」と、竣工式で語る冨田幸宏組合長

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