小田原市 文化 ニュース 2019年04月19日号

小田原市・市民ホール整備事業
2021年完成に向けて起工式

2020/04/30

小田原市が老朽化した市民会館に代わる施設として整備を進めている「市民ホール」の起工式が、4月9日に執り行われた。市にとって長年の課題だった新しいホールの工事がようやくスタートした。
建設地は、小田原城馬出門前のお堀端通り沿い(同市本町1丁目)。地下1階地上4階建てで、設計施工は「鹿島建設・環境デザイン研究所共同企業体」が担当。2021年春に完成予定で、同年秋のオープンを目指す。
起工式で加藤憲一市長は、「市長就任以来、重大案件の一つとして取組んできた。施設整備を切望する方をお待たせする結果になって申し訳ない」と延べるとともに、この日に至るまでの関係者の協力に深く感謝を表した。
市民会館建て替えの検討が始まったのは、今から33年前の1986年。当初の計画の城下町ホールが景観などを理由に白紙となり、その後芸術文化創造センターとして建設を目指すも入札不調によって見直しを余儀なくされた。市ではシンプルで使いやすいホールを目指し、2016年に「市民ホール」として整備をする新方針を発表。建設費63億円を上限に計画を進めてきた。
新たなホールには1103席の大ホール、296席の小ホール、中・小スタジオ、ギャラリー、カフェ、情報コーナー、オープンロビーなどの機能を設ける。駐車場は36台。

POST20190419_odawarahall_kikousiki_a▲市民ホールの外観イメージ図(小田原市提供)

POST20190419_odawarahall_kikousiki_b▲起工式の鍬入れの儀で、松原神社の宮司より鍬を受け取る加藤市長

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