小田原市 ニュース 箱根町 2019年04月05日号

小田原から三島へ、旧街道を巡る研修会
「箱根八里」をまちづくりに

2020/04/30

小田原市から静岡県三島市に至る旧東海道の「箱根八里」(約32㎞)。この歴史資源を小田原のまちづくりに活かすため、小田原箱根商工会議所が進める平成の城下町・宿場町構想「邸園文化と歴史遺産を活かしたまちづくり分科会」(平井丈夫座長)では、3月18日に箱根八里を見学する研修会を開催した。
江戸時代多くの旅人が往来した箱根八里には、石畳や杉並木、一里塚をはじめ、今も当時のままの情景が残っている。昨年5月には、文化庁より「日本遺産」に認定された。研修会には、小田原の観光やまち歩き団体などの関係者42人が参加し、意見交換をしながらバスや徒歩で巡った。
まず一行は、小田原の松原神社で道中祈願。箱根の畑宿では石畳を歩き、悠久の時を超えた杉並木を経て関所へ。山中城跡にて障子堀や畝堀を見学。三嶋大社で無事到着の祈祷をうけた。その後、三島市の関係者と懇談し、具体的な仕組み作りに向けて情報を共有し合った。
「昔の人のように安全祈願や参拝体験ができたことは有意義。この研修会をきっかけに、箱根八里が繋ぐ地域交流を皆で考えていきたい」と平井座長。

POST20190405_hakonehachiri_a▲樹齢約400年の杉並木を歩く参加者

POST20190405_hakonehachiri_b▲研修会のゴール・三嶋大社

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