小田原市 2019年01月18日号 ニュース

小田原市・白髭神社の奉射祭
5本的中「今年は吉」

2020/04/30

小田原市小船の白髭神社で1月7日、弓矢の命中具合で新年の五穀豊穣を占う神事「奉射祭」が執り行われた。
狩衣姿の射手が約14m離れた的に向けて矢を放ち、7本のうち5本が的中。「吉」という結果になった。中村瑛(あきお)宮司は「平成最後の年、まずまずの年です」と話した。
奉射祭は、800年以上の歴史があると伝えられており、市の無形民俗文化財に指定されている。使用する弓矢は手製のため、的中は難しいとのこと。今年も大勢の人が見学に訪れ、矢が的中するたびに大きな歓声が上がった。
また、最後の矢が放たれた後には、的に吊るされた木の鳥型(通称ツバメ)を奪い合う「的破り」も行われた。家の戸口に吊るすと厄除けになると言われており、神事後には参拝者にも配られた。

POST20190118_sirahige▲五穀豊穣を願って矢を放つ射手

-小田原市, 2019年01月18日号, ニュース