小田原市 ニュース 産業 2018年11月30日号

職人から伝統工法を学ぶ
城北高生が塀を改修

2020/05/01

県立小田原城北工業高校建設科3年の生徒10人が11月16日、プロの大工職人に学びながら、小田原市南町の西海子小路沿いにある棟門の塀を改修した。
「大和張り」という伝統工法を用いて、既存の木柵を板塀に改修するこの実習。伝統工法に通じた職人の育成や技術の継承を目指すNPO法人「おだわら名工舎」などによる取組みで、今年で3年目。毎年段階的に改修を進めていき、今回で全ての作業が完了した。
生徒たちは板の張り方や道具の使い方の手ほどきを受けながら、丁寧に作業を進めていった。「プロの腕を間近に見ることができるいい機会。今後とも続けていけたら」と同校教諭の中原満志さん。

POST20181130_jyohoku_a▲職人に教わりながら作業を進めた

POST20181130_jyohoku_b▲完成した板塀。趣のある建物が並ぶ西海子小路に、新たな風情が加わった

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