小田原市 文化 ニュース 2018年06月22日号

小田原出身の写真家・上田哲司さんが個展
ライブの熱気 写真で伝える

2020/05/12

小田原市出身・在住の写真家、Sato-C(サトシー)こと上田哲司さん(34歳)が地元で個展を開催する。
上田さんがカメラにおさめる被写体は、主にライブハウスのバンドマン。パンクバンドでベースを担当していた10代の頃、映画の影響から写真に興味を持ち始める。20代では様々なインディーズバンドのカメラマンをしてきた。また、地元を中心とした風景写真も撮っている。
統合失調症をもつという上田さん。作品は、国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)主催のアートプロジェクトで入賞、日本精神科看護協会主催の「わたしが見つけた!アート写真コンテスト」でグランプリや準グランプリを獲得するなどの評価を受けており、東京や横浜、金沢、香港で展示されてきた。
バンドの撮影を通じてミュージシャンとも交流が深い。そのうちの一人が、昨年の紅白歌合戦にも出場した竹原ピストルさん。共通の友達だったヒロさんを通じて知りあった。後にヒロさんは亡くなり、その思いを歌った竹原さんの曲「例えばヒロ、お前がそうだったように」には、上田さんの名前“サトシ”も登場する。
個展は、「のほほんピクチャー」と題して、市内の飲食店などを会場にこれまでに13回開催している。14回目は、7月30日(月)~8月5日(日)に小田原市本町の「カフェミントココア」にて行う。受賞作品などを展示する予定だ。続く第15回は、小田原市酒匂のライブハウス「姿麗人」にて8月8日(水)に開催。さらにこの日は上田さんのオファーに応え、竹原さんがワンマンライブを同時開催する。
「ぜひ作品を見てみてください」と話す上田さん。写真は、ホームページ「のほほんピクチャー」(http://satoshiinhi.wixsite.com/)でも紹介している。

POST20180622_ueda_a▲上田さんの作品「俺の声」
/第3回「わたしが見つけた!アート写真コンテスト」グランプリ

POST20180622_ueda_b▲上田哲司さん

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