小田原市 ニュース 産業 2018年06月22日号

創業100年の歴史に幕
「栄町松坂屋」が閉店

2020/05/12

創業100年の和菓子店「栄町松坂屋」(小田原市栄町)が6月15日、長い歴史に幕を下ろした。
後継者がなく、いつまで続けるか悩んでいた時に店舗を含めた一角でビルが建設される運びとなり、閉店を決意。店舗には連日大勢の来客があり、看板商品の「コケッコー」は製造が間に合わず予約販売のみとなるほどだった。「ご迷惑をおかけしたこと、この場をかりてお詫び申し上げます」とスタッフ一同。
50年以上店頭に立ち続けた越川俊雄さん(82歳)は、感無量の表情で今までの歩みを振り返った。来店客から「入学祝いでコケッコーをいただいた」「故郷へのお土産にしたら祖母の好物になった」など、多くの嬉しい話しが聞けたという。
また、小田原市広報広聴課が発信しているWEBマガジン「オダワラボ」の取材も受けており、今後発信される予定。

POST20180622_matsuzakaya▲惜しまれつつも閉店した松坂屋

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