小田原市 文化 ニュース 2018年06月08日号

白井英治さんが市民功労賞
小田原の音楽文化の向上に貢献

2020/05/12

小田原音楽連盟は5月21日、会長である白井英治さんの「小田原市民功労賞」の受賞を祝う会を、おだわら市民交流センターUMECOで開催した。
バイオリン奏者であるとともに、小田原の音楽文化の向上に貢献してきた白井さん。その功績から、昨年度の市民功労賞を受賞した。
白井さんは1972年東京芸術大学を卒業。現在は東邦音楽大学特任准教授を務める。二宮町在住で、小田原をはじめ様々な地域の音楽団体で代表や指導者として活躍している。小田原フィルハーモニー交響楽団では、コンサートマスターとして団員の合奏技術の向上に尽力。小田原ジュニア弦楽合奏団の団長・指揮者も務める。
また、1995年には小田原室内合奏団(のちの小田原楽友協会)を中心となって発足させ、著名な音楽家を小田原に招いてのコンサートを開いてきた。小田原音楽連盟では、東日本大震災の復興支援のチャリティコンサートを行うなど、社会貢献にも取組んでいる。開始当初より実行委員長を務める「市民による小田原音楽フェスティバル」は、今年3月の開催で12回目を迎えた。
当日は、音楽関係者から「ここまでくることができたのは白井先生の幅広い人脈のおかげ」とバイオリンの形をした花束が贈られた。白井さんは「身に余る光栄」と控えめに喜びを語るとともに、今後も自然体で続けていきたいと述べた。来年には古稀コンサートを予定している。

POST20180608_sirai▲お礼の演奏としてベートーベンのメヌエットを披露する白井さん

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