開成町 ニュース 2018年05月11日号

<開成町>/太陽光や地下水を活用し環境に配慮
新庁舎の設計がZEB認証取得

2020/05/12

開成町では現在、新庁舎建設事業を進めている。その設計段階で、庁舎としては全国初の「NearlyZEB」というZEB認証を取得。省エネ性能に優れた建物として認められた。
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、年間の消費エネルギー量が大幅に削減されている建築物のこと。国の指針に基づき、第三者機関が認定する。
同町では新庁舎建設の基本方針に「ZEB庁舎」を掲げ、自然環境を効率的に活用した庁舎を目指している。設計では、豊富な地下水を空調熱源として利用するなど、高効率な環境設備により一次エネルギー消費量を標準的なビルに比べて約55%削減。執務スペースではエアコンは使わずにすむほどだという。また、太陽光発電も導入することで全体で79%の省エネを実現した。
同町は4月19日、太陽光発電の導入について、湘南電力㈱(原正樹社長)とほうとくエネルギー㈱(蓑宮武夫社長)と協定を締結。2社は屋上への設備の設置や
電力供給を担う。新庁舎は現庁舎の隣接地に建設。今年7月に着工し、2020年4月に供用開始予定。

POST20180511_kaisei_energy_b▲今年7月に着工予定の新庁舎の完成予想図(開成町提供)

POST20180511_kaisei_energy_a▲太陽光発電の設置で協定を結んだ湘南電力㈱の原社長、府川裕一町長、
ほうとくエネルギー㈱の志澤副社長/左より

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