小田原市 文化 歴史 ニュース 2018年04月20日号

静岡県森町から受け継がれた山車がお披露目
小田原・松原神社例大祭にて

2020/05/13

静岡県遠州森町で123年にわたり継承され、現在は小田原の筋違橋・欄干橋青年会が所有する山車が、小田原の風情に合わせた改修を行った。5月4日(祝)・5日(祝)の松原神社例大祭の巡行で初披露される。
この山車は、明治27(1894)年に建築され、森町の山名神社に奉納されていたもの。神社では8基の山車を巡行してお祭りを行ってきたが、そのうち最古の山車が役目を終えることに。そこで、森町と歴史的に深い縁のある㈱ういろうの25代当主・外郎(ういろう)藤右衛門さんが、地元の役に立てばと購入。昨年11月に同青年会へ寄贈した。
改修では、小田原の山車の特徴である提灯壁や障子屋根を取り付けた。森町の先人たちが大切に守り伝えてきた歴史を、今後は小田原で受け継いでいく。

POST20180420_uiro▲障子屋根を取り付けた山車

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