小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.021~No.030]

2016/12/07

[No.030] 飲み忘れた お薬がたくさん ありませんか?

「1日3回飲まなくちゃいけないのだけれど、どうしてもお昼に飲み忘れてしまうのよねぇ」「食事を1日3回しないから、食後の薬はどうしても1回分がずっと飲めなくて余っているのよね」
時々患者さんからお聞きする話です。慢性の病気のお薬は、災害などのために1週間位余分に手元におくのは必要だと思われます。しかし、飲み忘れた薬は、数にバラつきがあったり、もしかすると、今飲んでいないお薬がのこっているかもしれません。
そんなとき、かかりつけ薬局の薬剤師に相談してみてください。「食後」という指示があるものでも食事は摂らなくても服用していいものもありますし、どうしてもお昼に飲めないときは、医師に相談して薬の飲み方を変えてもらえることもできるでしょう。
薬は正しく服用してこそ効果が現れます。薬の保管などわからないことは薬剤師に相談してください。
(2002年07月26日号)

[No.029] お薬手帳で 安全なお薬を!

お薬手帳をお持ちになる患者さんが増えています。 お薬手帳は自分の服用した薬の記録として、また複数の病院や医院にかかる場合の飲み合わせや重複の防止のチェックに利用できます。しかし、薬局によって手帳をかえていたり、手帳を持って行かなかったりする患者さんもみうけられます。お薬手帳は、患者さんが飲んでいる薬、使っている薬をひとつの手帳に記入しなければ何の意味もないただの書付にしかなりません。どの病院にかかっても、どの薬局へ行っても同じお薬手帳を持っていけば、皆様にとって非常に安全性の高い調剤が出来ます。副作用の発現や相互作用による悪影響を取り除くことが出来るのです。 まだ手帳をお持ちでない方、ご希望があればすぐにお作りしますので、かかりつけの薬局でお気軽に御相談ください。
(2002年06月28日号)

[No.028] 処方せんを もらったら

病院や医院でもらう処方せんは、ただ「薬の名前や量」が書きつけてある紙切れではありません。患者さんのお名前や生年月日、保険番号なども記入されている大切な文書です。患者さんからいただいた院外処方せんを受け付けた薬局では、3年間保管するように法律で義務付けられています。もし、処方せんに、発行した医師以外の者が勝手に薬を書き加えたり、量を変えたりした場合は、処罰の対象となることもあります。
また、処方せんには、有効期限がありますので(通常、発効日を含めて4日間)、期限内にかかりつけ薬局に持参してください。有効期限を過ぎた処方せんは使用できません。再発行などの措置をしなくては薬がもらえなくなるため気をつけてください。
ファクスで送信してある場合も同様です。
院外処方せんをもらったら、なくさないように早めにかかりつけ薬局へお持ちください。
(2002年03月29日号)

[No.027] 特別講演会のお知らせ

「エイズ」。たまには思い出しますか?
以前はエイズについて、マスコミで良く取り上げられていました。最近は「エイズ」という言葉を耳にする機会が、少なくなっていませんか?しかし、HIV感染者数は確実に増加を続けています。
エイズに関してもっとも危険なことは、関心を無くしてしまうことです。エイズの一番のワクチンは「知ること」と言われます。
小田原薬剤師会では、特別講演会「エイズ・正しい知識と予防法」を開催致します。
2月17日(日)午後12時から、会場は小田原市保健センターです。
講師にお迎えするのは岩室紳也先生。岩室先生は、深田恭子さん・金城武さん出演のドラマ「神様、もう少しだけ」で、医療指導をされたこともある先生です。
入場無料でどなたでも参加できる会です。これを機会に、今よりもう少しエイズについて詳しくなってみませんか?
お問い合わせは(社)小田原薬剤師会事務所 TEL.0465-23-2658まで。
(2002年02月15日号)

[No.026] 寒中お見舞い申し上げます。

今年の干支は壬午です。皆様も「馬力」をかけて希望に満ちた新しい年のスタートを切った事と存じます。
現在、(社)小田原薬剤会会員は2市8町に328名の会員がいます。私達、薬剤師は薬局や病院での仕事のほか、それぞれの市や町で休日急患夜間調剤薬局の運営、学校薬剤師として各学校の環境衛生に対しての助言や指導、災害時の備蓄医薬品の点検、さらに市民教育講座等への講師派遣などの活動を行っています。
ご存知のように、この1~2年で市内のほとんどの病院・医院が「院外処方せん」を発行するようになりました。「院外処方せん」をもらったら、いつもの「かかりつけ薬局」へお持ちください。薬の作用や飲み方の注意などを親切丁寧に聞くことができます。また、その他の薬の相談もお気軽にどうぞ。
今年も地域の医療・保健・福祉の向上のために、薬剤師会員一同、一生懸命がんばります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(社)小田原薬剤師会  会長 石井 理美
(2002年02月01日号)

[No.025] 年末年始も御心配なく!

2001年もあとわずかになりましたが、新年を迎える準備は整いましたでしょうか?
今年も小田原市休日夜間急患調剤薬局は市民の皆様のために診療所・歯科診療所とともに12月29日(土)から1月3日(木)まで昼間も開局して年末年始の急な患者さんに対応いたします。いつも服用しているお薬がありましたら薬剤師にお知らせください。飲み合わせや同じ効果のお薬の重なりなどをチェックします。こんなとき、お薬手帳を持っていると大変便利です。安全に有効にお薬を飲んでいただくために是非御利用ください。
小田原薬剤師会では皆様が健康な一年をおくれますよう全力でお手伝いさせていただきます。
●小田原市休日夜間急患調剤薬局(小田原市保健センター内) TEL.0465-47-0826
開局時間12月29日~1月3日 ・昼間/午前9時~午後3時30分 ・夜間/午後6時30分~午後10時
(2001年12月28日号)

[No.024] こんな時もかかりつけ薬局

風邪の流行る季節です。
「きょう出してもらった風邪の薬、 整形外科で出ているいつもの薬と一緒に飲んでも大丈夫かしら?」そんな時、かかりつけ薬局の薬剤師がいい仕事をします。  あなた専用の薬歴簿で薬の飲みあわせを確認して安全かどうか判断します。
「風邪の薬をもらったんだけれど頭が痛くなってきちゃった。 いつも飲んでいる市販の痛み止めを飲んで大丈夫かしら?」 ちょっと待ってください!市販の薬であっても、 ある種の抗菌薬とよくない作用を引き起こすものもあります。
わからないときは、かかりつけ薬局の薬剤師に聞いてみましょう。併用薬と症状にあわせた最適なお薬を選んでくれるはずです。
あなたのかかりつけ薬局をどんどん利用してください。
(2001年11月30日号)

[No.023] 健康フェスティバル

来る10月13日(土)~14日(日)に小田原市主催の「健康フェスティバル」が小田原市保健センターで開催されます。
(社)小田原薬剤師会では10月14日(日)午前10時~午後4時まで、 2階集団検診室で、 糖尿病週間の一環として、 お薬相談コーナーを開設致します。
日頃、 皆さんが服用しているお薬の飲み方、薬と食べ物との関係で何か疑問に思う点はありませんか?
食べ物によっては薬の効果を弱めてしまう例などがあります。
また、 便の色に影響を与える薬などもいろいろありますので、 普段服用している薬のことや健康について何でもお気軽に御相談ください。
同時に介護用品の展示、 薬物乱用の防止のPR (麻薬、大麻、覚せい剤、シンナー、煙草とアルコールの乱用による人体への影響、 社会に与える影響) も行いますので是非ご覧下さい。
今年は新たに薬膳料理2種も用意致します。乞う御期待!
(2001年10月12日号)

[No.022] 休調薬局をご存知ですか?

休調薬局とは正式名称を小田原市休日夜間急患調剤薬局といいます。酒匂の小田原市保健センターをご存知と思いますが、その門を入ったすぐ目の前に休調薬局はあります。  この薬局は(社)小田原薬剤師会が小田原市より依頼を受け1年365日、平日は夜間、日曜・祝祭日は昼間と夜間、休日夜間急患診療所とともに開局しています。現在65名の小田原薬剤師会会員が交代で勤務していますので、あなたのかかりつけ薬局の薬剤師の姿もあるかもしれません。
夜間にお薬のことで困った時など、どうぞお気軽に電話して下さい。きっとその疑問に答えてくれることでしょう。
(社)小田原薬剤師会では、これからも地域の方々のお役に立つことが出来ればと考えております。
小田原市休日夜間急患調剤薬局(休調) TEL.0465-47-0826
混雑時はお電話の問合せにお待ちいただく場合もございますので、あらかじめご了承ください
●開局時間
平日夜間……………午後7時30分~午後10時
土曜日夜間…………午後6時30分~午後10時
日曜・祝祭日昼間…午前9時~午後3時30分
夜間…………………午後6時30分~午後10時
(2001年09月28日号)

[No.021] 学校薬剤師も活躍しています

薬剤師の仕事のひとつに「学校薬剤師」があります、その活動について紹介しましょう。
「学校薬剤師」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、法律に基づいて各学校に1名任命され、その学校の環境や衛生管理についての仕事をしています。
環境や衛生管理の仕事とは、快適な照明が求められる教室の照度検査(明るさの検査)、児童・生徒が日々口にする飲料水の検査、衛生的で安全な学校給食を目指して給食用具等の細菌検査、より衛生的な環境で泳げるようにプールの水質検査、また教室の空気や騒音検査など広い範囲にわたっています。学校薬剤師は、これらの検査結果をもとに児童・生徒が快適な学校生活を送れるよう改善点を学校や教育委員会へ報告しています。そして、喫煙の防止や薬物乱用防止啓発事業にも積極的に取り組み、講師の派遣も行っています。薬局薬剤師としての仕事に加えて学校薬剤師の仕事をすることは時間的になかなか大変です。しかし、我々学校薬剤師は、児童・生徒が生活の大半を過ごす学校の環境衛生を整え、子供達の健康保持、学力能率向上が計れるように日々研鑚に励んでいます。
(2001年07月27日号)

-小田原薬剤師会より