小田原市 2018年01月01日号 ちょっと失礼(人物紹介)

女優、染色作家など幅広く活躍中
磯村みどりさん (小田原市在住)

2020/05/13

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「“ありがとう”を重ねていきたいですね」

小田原に引っ越して以来、日々小田原の自然や文化、歴史に魅了されている磯村さん。昨年11月には、テレビ朝日の番組「徹子の部屋」に出演しその魅力を語るなど、西さがみのPRに貢献している。
名古屋生まれの77歳。高校生の時から映画に出演し、NHKの専属女優、映画やテレビドラマ、舞台などに活躍。また、染色家としても活動するなど多彩な才能を発揮している。
2年ほど前、ひょんなことから箱根にある旅館の企画運営を頼まれたことをきっかけに、小田原へ。旅館の話はなくなったが、現在は小田原銀座通りで「磯村みどりの着物遊び処たんす屋」のコーディネーターを務めている。
着物を着る機会を多くの人に持ってもらいたいと、着物を着てまちを歩く企画にも協力し、自らも同行。「小田原小町散歩」として月に1回実施している。
知らない場所にも積極的に溶け込んでいくなど、この街での暮らしを楽しんでいる。
「小田原はお城もあるし、芝居小屋とかがあってもいい」と、この地域の文化の未来を語る。昨年来日したトランプ大統領への贈り物に箱根早雲寺ゆかりの織物が選ばれたことなど、素晴らしいものがたくさんあるという。
長年介護してきた父を102歳で看取った。最期の言葉は微笑みながらの「goodnight」。見事な最期に深い感慨を覚えた。両親を見送り、新しい人生が始まる。「生かされて、生きる。このことに感謝を重ねていきたいですね」。

-小田原市, 2018年01月01日号, ちょっと失礼(人物紹介)