小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.031~No.040]

2016/12/07

[No.040] 地震の対策はもうお済ですか?

9月1日は防災の日です。先日も宮城県で大きな地震が起こり、被害が伝えられています。関東大震災から今年で80年が経ち、再び大きな地震が起こる可能性が指摘されています。地震の対策はもうお済ですか? また、お薬は上手に管理できていますか?
血圧を下げる薬、心臓の薬など、患者さんが勝手に薬をやめてしまうと症状を悪化させてしまう事があります。大きな地震が起きると医療機関も日常の診察ができないかもしれません。できましたら、3日~1週間位はお薬を余分に持っていると安心できます。
また、お薬手帳も災害時には非常に役に立ちます。今、服用している薬がわかるだけでなく、服薬の経過をみることで、患者さんの病気の状態を知る手立てにもなり、お医者さんにとって、とても大切な情報源になります。お薬手帳は、普段からしっかり記入しておきましょう。
(社)小田原薬剤師会では、いざという時、災害医療救護班として働くために、防災訓練などに積極的に参加しています。
(2003年08月29日号)

[No.039] かかりつけ薬局のFAXカードを使いましょう

(社)小田原薬剤師会では西湘地区の公立病院(小田原市立病院、足柄上病院、湯河原厚生年金病院)に患者さんの希望される薬局へあらかじめ処方せんの内容をFAXで送信できるようにファックス送信機を設置しています。
事前に処方内容を確認してもらうことで、お薬を貰いやすくなるからです。
同じ機種ですので、1枚のFAX送信カードで共通に使うことができます。あらかじめ「かかりつけ薬局」でFAXカード(無料)をもらっておくと便利です。
処方せんには原則として4日間の有効期間がありますので、その間に送信した薬局へ原本を持参してくださるとお薬を貰えます。また、新しいお薬が出たときなどは事前に薬局へ電話しておきますと、いつまでにお薬がそろっているか、などがわかります。
是非一度、かかりつけ薬局をお尋ねください。また、FAXコーナーではかかりつけ薬局相談も承っておりますので、気軽に相談してください。
(2003年07月25日号)

[No.038] 薬の安全使用のために

この原稿を書いている今現在、政府では、規制改革の一環として、コンビニなど一般小売店に例外的に許可を与え、医薬品を販売させるべきとの意見が出されています。 昨年は、健康食品が原因で犠牲者がでた残念な事件もありました。 皆様の健康で安全な生活を守るために、医薬品の販売規制は絶対に必要です。 薬剤師等の適切な説明があるからこそ、薬を安心して服用できるのです。 皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。 もしもの時、あなたはコンビニの店員さんに薬の相談をしようと思いますか?
(2003年06月27日号)

[No.037] 自分の飲んでいる薬の名前がわかりますか?

私たち薬剤師が患者さんに「何かお薬を飲んでいますか?」とお聞きするのには訳があります。
今日出たお薬といつも服用しているお薬との間に、効き目の似たお薬の重なりや一緒に飲むと悪い影響が出るお薬のチェックをするためです。
最近では市販のお薬や健康食品をお飲みになる方も増えています。こんな時、もいつも飲んでいるお薬が記入してあるお薬手帳を上手に利用しましょう。
そして、どんなに小さな事でも薬剤師に相談してみましょう。
あなたが何でも話せる「かかりつけ薬剤師」を決めておけば、いざという時とても便利です。
(2003年04月25日号)

[No.036] 飲み忘れている お薬はありませんか?

お薬にはいろいろな飲み方があります。1日3回毎食後、1日2回朝夕食前…一番多いのは、1日3回の飲み方でしょうか? でも、お昼の薬って忘れやすくありませんか?
皆さん、誰でも飲み忘れてしまう事はあるものです。飲み忘れが重なるとすぐ1週間くらいたまってしまうこともあるのではないでしょうか?
たくさん薬が余っていたり、飲む薬の数にバラツキがあるようだったら薬剤師に相談してみてください。医療機関に連絡して、お薬を調整することもできます。自分だけの判断で薬を飲まないことは、大変危険なこともあります。
例えば、「血圧を下げる薬が出ているんだけど、どうしても昼に飲むの忘れちゃうのよね。でも、先生には飲んでいると言っているの。」こんなとき、血圧が先生の意図するところまで下がっていなかったら、先生は薬の量を増やしてしまうかもしれません。薬を飲まない時は、その理由を医師に必ず伝えてください。なぜ、その薬が必要かを先生は教えてくれるはずです。薬剤師はお薬の交通整理係です、お薬の質問にお答えいたします。
(2003年03月28日号)

[No.035] 是非ご参加ください!

来る2月23日(日)午後3時より小田原市保健センターにおいて特別講演会を開催いたします。
在宅医療の普及に取り組んでいる、石心会川崎幸クリニック院長、杉山孝博先生をお招きし、「痴呆老人との接し方」について御講演をして頂きます。
近年高齢化が進み、また医療の進歩や介護保険の導入で、在宅で介護や医療をなされる方が増えてきました。
そういった介護の中でも、「痴呆」を患った方に接しコミュニケーションをとるのは非常に困難なことです。
痴呆のお年寄りを抱えた介護家族の方、またそれに携わる医療、介護、行政職の方、あるいは興味のある方、参加費は無料ですので是非ご参加くださいませ。
(2003年02月21日号)

[No.034] お薬手帳は一人に一冊

お薬手帳をお持ちになる患者さんが増えてきました。お薬手帳をうまく使っていただいているでしょうか?
「私は病院ごとにお薬手帳を作っているの。今日はあの病院だからこの手帳ね!」
これでは単に薬の記録を書いてあるだけにしかすぎません。どこの薬局に行っても(日本全国で使えます)どの医院に行っても、同じお薬手帳を提出してください。今は風邪の季節ですが、市販の薬を買うときにでもお薬手帳は役立ちます。薬剤師は、あなたがいつも飲んでいる薬と市販の薬や健康食品とのチェックをいたします。
処方せんを渡すときには必ずいつものお薬手帳を出してくださいね。あなたの心強いパートナーです。
(2003年02月01日号)

[No.033] お薬手帳を 持ちましょう

今や自分のからだは自分で守る時代。皆様の医療に対する関心も高まるばかりだと思います。そんな時、ご自分が何の薬を飲んでいるかを知っておくのは非常に大切です。
お薬手帳を手元に置けばこんな問題も全て解決! わからないことはお薬手帳に書いておいて、かかりつけの薬剤師に聞いてみましょう。
お薬手帳は薬剤師にとっても重要な情報源。皆様を副作用の発現や相互作用による悪影響からお守りします。
お薬手帳は、ちっちゃいけどすごいぞ!
(2002年11月29日号)

[No.032] ふれあいけんこうフェスティバル

10月18日(金)、19日(土)、20日(日)小田原市保健センターにて「ふれあいけんこうフェスティバル」が開催されます。 (社)小田原薬剤師会では、20日(日) に糖尿病週間行事の一環としてお薬相談コーナーを開設いたします。お薬についての疑問や不安などありましたら、お手持ちのお薬やお薬手帳、薬剤情報(薬局で渡される薬について記載された紙)などを持参され、お気軽にご相談ください。 そのほか、「薬と食品の相互作用」についての展示や、「かかりつけ薬局の選び方」や「お薬手帳の活用法」についての説明も行ないます。 また、薬膳スープの試飲サービスもあります。是非ご参加ください。「薬局」は、自由に選ぶことができます。お薬について気軽に相談できる「かかりつけ薬局」を一つお持ちください。
(2002年10月18日号)

[No.031] 緊急時にもお薬手帳が お役に立ちます!

9月1日は防災の日。関東大震災から79年が経ち、新たな大地震がいつ起きてもおかしくないと言われています。国や市町村も災害時の対策をいろいろ講じていますが、みなさまのご家庭でも飲料水や非常食の準備をされているでしょうか。 さて、お薬の準備はいかがですか? 災害用医薬品の備蓄薬は抗生物質や外用薬などの風邪やケガの薬が中心で高血圧や糖尿病など慢性疾患の医薬品はあまり多いとはいえません。1週間くらいのお薬の予備はもっていたいものです。でも、たまたま予備をおいていなかった、災害後に受診していた医院が再開しないなどといった場合はどうしますか? そんな時、お薬手帳があれば安心です。あなたがいつも服用している薬、風邪をひいた時の薬など過去に服用した薬をみることができます。お薬手帳をもとにいつも服用している薬を揃えることができます。アレルギーや副作用がある薬の記録も、とても役に立つでしょう。まだ、お薬手帳をお持ちでない方はかかりつけの保険薬局でお作りしますので、お気軽に薬剤師に申し出てください。お薬手帳はいつも持っていてくださいね!
(2002年07月26日号)

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