小田原薬剤師会より

小田原薬剤師会より [No.051~No.060]

2016/11/28

[No.060] 若いお母さんたちへお願い

「たばこ」の有害物質「ニコチンタール・一酸化炭素」のことはすでにご承知と思います。子供さんの幼稚園等の送迎、具合が悪くてお医者様へ連れて行くとき、車の中でお子達は苦しんでいます。大好きなお母さんの為に、何も言えずにじっと我慢しているのです。副流煙と言わなくてもたばこの煙で血液は汚染され、頭の回転も悪くなると言われています。まして風邪をひいて具合の悪いとき、あの臭いだけでもぐったりとしてしまうのです。喘息・気管支炎の子供さんですとせっかくの薬が効果半減してしまいます。ご家族の中にたばこを吸う人がいたら、どうか、可愛い貴女の子供さんの為に禁煙をお願いしてください。たばこの臭いは5メートル先からでもわかります。「家で主人が、祖父が吸っているので…。」と言っても、貴女が吸っていれば臭いで判ってしまうものです。
たばこは薬物乱用や生活習慣病のゲートウェイドラッグとしても位置づけられています。どうか、掛替えのない貴女のお子の為、日本の将来を担うお子の為、たばこを吸うのを止めてください。
(2006年02月24日号)

[No.059] 乳幼児のお薬の飲み方

風邪やインフルエンザが流行する季節になりました。子供たちが薬を服用する頻度が増える時期でもあります。
子供は満腹になると薬を飲んでくれない場合が多いので、授乳、食事前の空腹時に服用させてあげてください。1日3回の服用であれば5~6時間くらいの間隔で服用でもかまいません。寝ているときは無理に起こさないで、起きてから服用させ、次までの時間をずらしてください。寝ていたからといって、2回分を服用してはいけません。
最近の小児用の薬はメロン味、イチゴ味など飲ませやすくされていますが、うまく飲み込めないと苦い味が残ってしまいお薬嫌いになってしまう場合もあります。何か他のものに混ぜて飲ませてもかまいませんが、お薬によって混ぜるものには注意が必要です。一般的にアイスクリーム(冷たさが味覚を鈍くさせる)、チョコレートシロップ、ミルクココアなどが良いようです。乳児の場合、ミルクには絶対に混ぜないでください。ミルクの味が変わってミルク嫌いになってしまうことも考えられます。また、ジュース、ヨーグルト、乳酸飲料、スポーツ飲料などは抗生物質で苦味を出すことがあります。
これらはあくまでも一般的なお話ですので、医師の指示がある場合は必ずそちらを優先してください。 詳しくはかかりつけ薬局の薬剤師へ!
(2006年01月27日号)

[No.058] 薬を服用する時間や回数は守っていますか?

薬の効果と安全性の上からも、食前・食間・食後・何時間毎には意味があります。食間服用を「食事中」と勘違いしている人も意外と多いようです。「食間」は食事と食事の間、食後2時間ぐらいです。「食前」は食事の20~30分前のことです。 「食後」は食事が終わって20~30分後までのことですが、何らかの理由で食事ができなかったときも、コップ一杯の水で飲んでください。空腹よりは食後に近い状態になりますからクラッカーを一枚だけでも食べるようにしてみてください。食事を取らないので服用しないというのでは困ります。特に経口血糖降下剤などは食事と密接な関係がありますので食事を決まった時間に取り、指示された服用方法を守ってください。また、体の中で一定量の成分を維持しなければならない薬の場合は食後と関係なく、指示された服用時間に服用してください。
一般的には以上のようですが、今お使いのお薬について、「飲み忘れたときは?」、「食事の時間が不規則な場合は?」等、解らない事があったら、かかりつけ薬局の薬剤師にご相談ください。
(2005年10月28日号)

[No.057] くすりとお酒

「くすりを飲む時にお酒を飲んでもいいの?」という質問を受けることがありますが、原則的に一緒に飲むことは避けてください。
アルコール類は、くすりの効果を増強あるいは減少させ、危険な状態にすることがあります(相互作用)。アルコールはからだにとっては、薬と同じ異物です。特に精神・神経に作用する薬や鎮痛剤・循環系薬(心臓や血流に作用する薬)、抗生物質などは避けてほしい薬剤です。お酒は百薬の長ともいわれますが、飲む薬によっては悪い効果を及ぼしかねません。薬の服用中は十分に注意するべきです。
服用中の薬とお酒の飲用については、かかりつけ薬剤師に相談してください。
(2005年09月30日号)

[No.056] 薬を飲むときは、お水で飲んでいますか?

錠剤やカプセルを水なしで飲んでしまうと、薬の成分がうまく溶け出さないばかりでなく、薬によっては食道をただれさせてしまうものもあります。
最近は錠剤が工夫されてラムネのように口の中で溶けるものもありますが、一般的には「コップ1杯(150~200ml)の水か湯冷まし」で飲んでいただくのが最適です。また、水の温度はあまり冷たいものよりは胃の温度を下げないぬるま湯のほうが、胃の活動を妨害せずに吸収がよくなります。
寝たきりの方は、できれば上半身を起こして服用させてあげてください。寝たまま薬を服用すると、気管に水や薬が入ってしまう危険性が高くなります。
お薬の効果を十分に出すために、こんな基本的なことにも注意してみましょう。
(2005年07月29日号)

[No.055] 薬の保管(保存)どうしていますか?

一般的に保存する上で注意していただきたいことは、「高温・多湿・直射日光」です。
原則として湿度が少なく、高温にならないような涼しい所(25℃以下を目安)に保管してください。保管条件により薬は化学変化をうけやすく、効果にも悪影響を与えます。いったん開封した薬は長く置かないことが望ましいでしょう。とくに梅雨や夏の高温多湿時の保管には十分な注意が必要です。また、「冷所」で保管するようになっているお薬は冷蔵庫に入れておけば安心です。
これからの季節、車の中や窓際など直射日光があたり高温になる場所に、そのまま置くのはやめましょう。
薬についての疑問はかかりつけ薬局の薬剤師に気軽に相談してください。
(2005年06月24日号)

[No.054] 皆様の家庭に残っていたり、余っている薬はありませんか。

処方された薬は原則として指示された使用日数のうちに使ってください。特に風邪などの急性症状のときに出されている薬は、その症状にあわせているものなので、以前の薬が現在の症状にあうとは限りません。また、目薬は開栓してから長い間使用しないと目薬の濃度がかわったり細菌に汚染されてしまうことも考えられます。手元に残った薬は処分していただいた方が良いと思われます。長く飲んでいる薬で残りがあるような場合は薬剤師に相談してください。医師との連絡で日数の調整ができることもあります。
市販の薬についても、購入した薬の説明書を確認して使用する期限を守ってください。
わからないことがあったら、かかりつけの薬剤師にご相談ください。
(2005年05月27日号)

[No.053] 処方せんの有効期限をご存知ですか?

処方された薬は原則として指示された使用日数のうちに使ってください。特に風邪などの急性症状のときに出されている薬は、その症状にあわせているものなので、以前の薬が現在の症状にあうとは限りません。また、目薬は開栓してから長い間使用しないと目薬の濃度がかわったり細菌に汚染されてしまうことも考えられます。手元に残った薬は処分していただいた方が良いと思われます。長く飲んでいる薬で残りがあるような場合は薬剤師に相談してください。医師との連絡で日数の調整ができることもあります。
市販の薬についても、購入した薬の説明書を確認して使用する期限を守ってください。
わからないことがあったら、かかりつけの薬剤師にご相談ください。
(2005年04月29日号)

[No.052] ご存知ですか?介護まちかど相談薬局

今、薬局では健康や薬の相談以外にも、皆様からの介護に関する相談をお受けして適切な介護サービスを紹介する「介護まちかど相談薬局」を展開しております。苦情に関しても相談者のプライバシーに配慮したうえで関係機関につなぐことにより、介護サービス全体の質の向上を目指しております。
介護に関する悩みはたくさんあることでしょう。「介護サービスについて知りたい」「介護用品について教えてほしい」といったことから、「今受けている介護サービスに不満がある」といったことまでさまざまです。そのような相談をお聞きし、適切な窓口をご紹介いたします。身近な薬局で気軽に相談していただくことで悩みが少し解消できるかもしれません。「介護まちかど相談薬局」のポスターが貼ってある薬局にご相談ください。
かかりつけ薬局を皆様の健康と福祉の充実に役立ててください。
(2004年12月24日号)

[No.051] そうだ、薬剤師に聞いてみよう!

大衆薬を購入するときに、自分の体質や症状、今飲んでいる薬、これまでの副作用経験などについて薬剤師に伝えれば、安心で最適な薬を選ぶことができます。
相談しやすく、自分の症状について丁寧に聞いてくれる。薬のことだけでなく、生活上のアドバイスや情報をくれる。そんな薬剤師がいる薬局を見つけましょう。 病院の薬をもらうときも、大衆薬を買うときも、同じ薬局を利用すれば、薬の飲み合わせや重複をチェックしてもらえ安心です。
あなたが信頼できる「かかりつけ薬剤師」に相談しましょう。
(2004年10月29日号)

-小田原薬剤師会より