小田原市 ニュース 産業 2020年05月29日号

小田原梅 出荷開始
お家で梅酒やジュース、梅干しに

2020/05/29

小田原の曽我梅林で5月20日、特産品の梅の「初もぎ」が行われた。関東の産地では最も早い収穫だという。
初もぎには、生産農家でつくる小田原市梅研究会(星野和夫会長)の会員が参加。丸々と育った実を一つひとつ丁寧に摘んでいった。今の時期は梅酒用の品種「白加賀」を主に収穫し、6月になると、梅干し用の「十郎」「南高」などが出荷される。
同研究会によると、今年は不作だった昨年を上回る出荷数量を予想しており、梅酒用・梅干し用あわせて計205トンの見込み。果実の肥大は順調に進んでおり、病害虫の発生も少なく、品質の良い梅の出荷が期待できるとのこと。
一方、今年は新型コロナウイルスの影響による外出や営業の自粛で、消費量の落ち込みが心配される。だが、家庭で過ごす時間が増えることから、「梅酒や梅ジュース、梅ジャム、梅干し作りなどに挑戦してもらえたら」と星野会長。

POST20200529_ume▲大きな実を次々と収穫していった

-小田原市, ニュース, 産業, 2020年05月29日号