小田原薬剤師会より 2020年06月26日号

小田原薬剤師会より [No.122] マスクと熱中症

ギラギラした太陽、抜けるような青空、スイカ割り。今年も暑い夏がやってきます。でも、今年はいつもと少し違います。暑くても感染予防のためにマスクを必要とする場面があるかもしれません。
そこで心配になるのが熱中症です。マスク着用によって顔から首の表面が覆われることで体温が上がりやすくなります。また、湿気が保たれるので喉の渇きを感じにくくなります。熱中症予防のためこまめな水分・塩分補給を意識して行うことが大切です。
お子様の場合、水分の出入りが大人より多いため脱水になりやすいので、さらに注意が必要です。冷房の効いた室内から急に外に出ると、体が暑さに慣れていないので大量に汗をかいて脱水になりやすくなります。経口補水液等を上手に使用して、熱中症を防いでいきましょう。また、人と人との距離を保ち意識的にマスクを外す努力をしていきましょう。

-小田原薬剤師会より, 2020年06月26日号