イタリアの国際オンラインコンクール
小田原少年少女合唱隊が金賞
2020/12/25
コロナ禍の世界中から参加
小田原で57年間活動を続ける「小田原少年少女合唱隊」と、その卒業生の女声合唱団「マルベリー・クワイア」が、12月11日～13日にかけてオンラインで行われたイタリア・リミニ国際合唱コンクールで金賞を受賞した。
コロナ禍の今年は通常開催が困難のため、世界中の合唱団にオンライン動画での参加を呼びかけ、20ヵ国55団体が出場。同合唱隊も、イギリス在住の音楽監督・桑原春子さんが動画を提出し、他の作業もイギリスから担当。このような状況だからこそ、世界中から集うことに大きな意義があると参加を決めた。
コンクールは、過去3年以内の演奏動画１曲のみで審査。同合唱隊は2018年7月にマルベリーと合同で行った小田原市民会館でのコンサート動画を提出。11日の同声部門に出演し、13日のグランプリ・コンクールへ進出。世界トップクラスの合唱団が集う中、部門2位の金賞に輝いた。
また、混声部門には、同じく卒業生の混声合唱団「マルベリー・チェンバークワイア」が出演。部門5位の銀賞を獲得した。
同合唱隊は代表の桑原妙子さんのもと、「歌いたい人は誰でも一緒に歌いましょう」との趣旨で活動。「集まって練習ができない状況の中、今回の受賞は大変大きな喜びとなりました」と桑原さん。
▲金賞を受賞した「小田原少年少女合唱隊＆マルベリー・クワイア」の演奏動画