小田原市 ニュース 産業 松田町 2021年03月19日号

朝ドレファーミ成田店で試験販売を開始
地元産のジビエ肉を楽しんで

2021/03/19

JAかながわ西湘の農産物直売所「朝ドレファーミ成田店」(小田原市成田)で、ジビエ肉の試験販売が2月20日から始まった。
ジビエとは食用として捕獲された野生の鳥獣。販売しているのは地元産のイノシシと鹿肉で一般向けの販売は初。オリジナルレシピも作り、家庭でも調理しやすく工夫している。県西部では野生鳥獣による農作物被害が深刻。耕作放棄地が増え、人的被害も危惧されている。曽我地域でイノシシなどの捕獲活動を行うJA曽我支店鳥獣被害対策委員会は、食肉としての有効活用を図るため、松田町の大舘秀孝さんが営む「しおやジビエ処理場」に解体処理を依頼。今回の試験販売につなげた。
同委員会によると、捕獲した野生鳥獣はその場に埋めるか焼却処理することがほとんどで、食用となるものは少なかった。今回の試験販売を通じて捕獲から解体、流通、提供につながる仕組みを広めたいと考えている。
価格はイノシシ・鹿肉ともに300g1000円。「ジビエ肉の需要が伸び、鳥獣被害対策が進めば」と同委員会の稲毛竹男代表と本多久義副委員長。商品の問合せはTEL.0465-39-1500朝ドレファーミ成田店へ。

POST20210319_JA_a▲ジビエ肉を手にする稲毛さん(右)と本多さん

POST20210319_JA_b▲朝ドレファーミ成田店のジビエ肉コーナー。そばにレシピも設置している

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