ニュース 箱根町 2021年04月16日号

地域のOBがボランティア活動
「箱根の森小学校応援隊」結成

2021/04/16

今年2月、箱根町宮城野地区で「箱根の森小学校応援隊」が結成された。箱根町立箱根の森小学校(同町宮城野)の児童を地域で応援したいと、住民有志がボランティアで活動している。

同校は2008年に、箱根小学校、温泉小学校、宮城野小学校の3校が統合して誕生。応援隊は、旧宮城野小学校のОBが中心となって結成した。
活動の第一歩として、劣化が進み、サビや塗装のハゲが目立っていた校庭のジャングルジムや鉄棒、うんていなどの遊具の塗り直しを計画。地域の住民や法人に協力金を募り、塗装に必要な費用を捻出。駐車場の白線引き等もあわせ、メンバーの業者に実費で協力してもらった。
また、かねてよりイノシシに荒らされる被害が発生していた校内菜園に、侵入防止用の柵を設置した。
菜園では児童が食育体験として野菜を育てており、廃材で囲うなどの対策をしても壊されてしまう状況だった。
そこで協力金の一部を活用して、金属製の柵を購入。3月28日、メンバー20人ほどで柵の設置と畑周辺の整備や清掃を行った。
「コロナ禍で子ども達にも不安な日々が続く中で、地域の大人達が何ができるか考え活動していきたい」と応援隊隊長の勝俣浩一さん。今後も学校と連携し、児童を中心とした交流も図りたいと話す。

POST20210430_miyagino▲校内の菜園に金属製の柵を設置する応援隊のメンバー

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