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働きながら学べる"企業内大学"
「鈴廣星槎大学」が今春開校

2021/06/14

㈱鈴廣蒲鉾本店(小田原市)はこの春、通信制大学の星槎大学(箱根町)と連携して、「鈴廣星槎大学」を開校した。
同社で働きながら文科省認可の通信制大学で学び、大卒資格を取得できる企業内大学という取り組み。働く価値観が多様化する現代、仕事をしながら学び続けられる環境を整えることで、社員の働きがいや意欲の向上につなげる。卒業までに必要な学費の半額と、通学費用と教材費の全額は、鈴廣が負担する。
カリキュラムは、環境や国際課題、地域との共生などを学ぶ「共生科学部」の300以上の科目の中から、幅広い分野を横断的に学べる鈴廣オリジナルの内容を設定。社内での通常業務や研修も単位として取得でき、昇格の要件の研修も組み込まれている。社会人という限られた時間の中で効果的に学べるものとなっている。
4月15日、同社本店で第1期生12人の入学式が行われた。学長を務める同社の鈴木博晶社長、鈴木悌介副社長、星槎大学の井上一大学理事と保屋野初子教授が列席。新入生を代表してスズヒロシーフーズ営業部の富山裕介さん(47歳)は、「環境やSDGsに関わる取り組みに理解を深め、地域の役に立てるように学んでいきたい」と宣誓の言葉を述べた。
学生たちは今後、5年間で卒業に必要な124単位を取得し、学士取得を目指す。

▲1期生12人が出席した入学式

 

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