小田原市 文化 ニュース 2021年07月09日号

9月5日(日)のオープンまであと2ヵ月
「小田原三の丸ホール」完成

2021/07/09

9月5日(日)にオープンする「小田原三の丸ホール」(小田原市本町)の工事がついに完了。小田原市は6月25日、報道陣向けの内覧会を開いた。

小田原三の丸ホールは地上4階、地下1階で延床面積約8909平方メートル。小田原お堀端通りに面し、目の前に城址公園を望む。
エントランスを入ると、展示室とオープンロビーの空間が広がる。展示室は壁の高さが4メートルあり、書画作品も美しく見せることができる。明るく広々としたスペースで、複数に区切るなどフレキシブルな使用が可能。
大ホールは客席数1105席。座席にしっかりと勾配があり、観客からは演者が見やすく、舞台からは客席が迫ってくるような臨場感があるという。また、大ホールのホワイエからは城址公園を一望できる眺めが楽しめる。
小ホールは296席。演劇や音楽、展示など多目的に利用できる。
そのほか、楽器の練習などに使えるスタジオなども。また、大ホールと小ホールをつなぐ動線にはギャラリー回廊を設け、壁面を展示に利用できる。
内覧会では、同ホールの館長を務める大石時雄さんが案内。大ホールの音響性能について「それぞれの楽器の音が交じり合って2階席まで音がきれいに届く」と話し、「最高レベルと言っても良い」と胸を張った。
同ホールは老朽化した市民会館に代わる小田原の新しい文化・芸術の拠点となり、賑わいの創出を目指す。
ホールの隣接地には、小田原市観光交流センターが7月22日(祝)にオープン。カフェや物販等の機能のほか、屋外広場は野外イベントなどに使用でき、噴水も設置。市民や観光客の憩いの場になりそうだ。

▲大ホールの2階席からの眺め

▲ホールの外観

▲噴水が設置された広場

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