開成町 ニュース 2021年12月17日号

日本初のZEB認証庁舎など
環境大臣表彰の大賞を受賞

2021/12/17

気候変動対策に功績のあった個人や団体に贈られる国の「気候変動アクション環境大臣表彰」で、開成町の「日本初のZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)認証による庁舎整備事業」が最高賞の大賞に選ばれた。12月8日に東京都内で表彰式が行われ、府川裕一町長が出席した。

開成町は先進導入・積極実践部門の緩和分野で受賞。昨年5月に開庁した新庁舎が、建築物のエネルギー消費量を大幅に削減する「ZEB」の認証を庁舎として全国で初めて取得。また、2050年までにCO2の排出実質ゼロの実現を目指す「ゼロカーボンシティ」を表明しており、住宅のエコロジー化や電気自動車の導入を促進。こうした一連の取り組みが認められた。

新庁舎は、特殊な技術によらずに従来からある技術を組み合わせてZEBを実現。低炭素社会における建物のあり方を示し、町民の行動変容につながっている点も評価。ゼロエネルギーハウスや既存住宅のスマートハウス化に対する補助事業では、開庁前と比べ件数が4倍に増えたという。

11月からは、宅配業者の再配達に伴うCO2削減を狙って、宅配ボックスの購入補助制度をスタート。引き続きゼロカーボンシティの創成を推進していく。


▲表彰状を手にする府川町長(右)(写真提供:開成町)


▲新庁舎(写真提供:開成町)

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