小田原市 2022年01月07日号 ニュース 産業

神奈川生まれのイチゴの新品種
「かなこまち」がお披露目に

2022/01/07

神奈川生まれのイチゴの新品種「かなこまち」の販売が県内で始まり、12月24日に小田原市公設青果地方卸売市場(同市酒匂)で青果商や卸売会社、生産者など関係者によるお披露目式が行われた。

県オリジナル品種を求める生産者からの要望をうけ、県農業技術センターが開発。「紅ほっぺ」と「やよいひめ」を交配して育成した。甘くて酸味とのバランスも良く大ぶり。また、やや硬めなので出荷にも向いている。

昨年6月から小田原や秦野、横須賀、海老名などで栽培が始まり、12月13日から収穫。1年目とあって生産量はまだ少なく、市場に出荷される量は限られるが、2年後の本格的な生産販売を目指して段階的に拡大を図る。

小田原市では、安心安全で優れた青果を市場関係者が認定する「小田原いちばやさい」ブランドに仲間入り。市内及び近隣の店舗などで取扱いが始まった。

式にはかなこまちの生産者として、小田原でイチゴ狩り園を営む市川祐光さんと開成町で農園を営む佐野晃一さんらが出席。2人とも育てやすく期待ができる品種と話し、今後生産量を増やしていきたいと意欲を述べた。


▲お披露目式に出席した関係者


▲お披露目された「かなこまち」

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