大涌谷自然研究路が７年ぶりに再開
入場は人数制限・事前予約制
2022/04/01
箱根山の火山活動の影響で2015年5月から閉鎖していた「大涌谷自然研究路」が、3月28日に再開した。
同研究路は、箱根・大涌谷園地から噴気地帯を巡る約７００メートルの遊歩道。立ち上がる噴煙や赤茶けた山肌に立ち枯れた木々が点在する独特の景観は、「かながわの景勝50選」にも選ばれている。
入場は、最大30人を2人の監視員が引率する方式で行う。ウェブでの事前予約が必要で、特別な安全対策のもとに団体で散策する。
時間は①10時～②11時30分～③13時～④14時30分～の１日４回（各40分）。安全対策の協力金で当日一人500円を支払う（現金不可・クレジットカードなどキャッシュレス決済のみ）。呼吸器疾患や心臓疾患のある人、緊急時に自力で走って避難できない人、小学生未満などは入場不可。気象条件等によっては中止する。
再開は約7年ぶり。県は１月の箱根山火山防災協議会で、まん延防止等重点措置終了後に再開するとしていた。園路にはシェルター7ヵ所を備えるなど、安全対策を強化している。
▲噴煙の眺め（写真提供：神奈川県）