小田原市 美術展・資料展・展示会 文化 イベント情報 ニュース 2022年04月29日号
豊島シズ枝さんの「ギャラリー碧」
弟子が継ぎリニューアル
5月1日(日)から特別展
2022/04/29
2020年に97歳で亡くなった画家の故・豊島シズ枝さんの弟子たちが、４月２日、豊島さんの自宅を使った「ギャラリー碧（へき）」（小田原市曽比323）をリニューアルオープンした。5月1日(日)～9日(月)、豊島さんの特別展を開催する。
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豊島さんは1923年小田原で生まれ、国展新人賞など数々の功績を残した。1987年には小田原女流展を立ちあげ、女流画家の地位向上に尽力。千人以上の弟子を育成した。
豊島さんの作品を守っていくため、2019年、弟子たちが合同会社豊島記念館を設立。豊島さんが生前一部をギャラリーとしていた自宅を改装し、今年4月新たにオープンした。
同館代表の山﨑成子さんは30年、事務局の髙橋なおみさんは20年以上豊島さんから教えを受けた。人を見る目はやさしく、絵には厳しく向きあい、常に挑戦をし続ける姿に絵以外のことも教わったと話す。
今年3月、三の丸ホールで豊島さんの展覧会を開催した。今展はそれより小規模だが、豊島さんが亡くなる直前まで絵を描き続けていた部屋に作品が並ぶ。
時間は10時～17時（最終日は16時）。「この場所を多くの方に知っていただきたい。残していきたい」と山﨑さん。
ギャラリーは貸し出しも行う。小田急線栢山駅徒歩約７分。問合せはTEL.090-1707-0121山﨑さんかTEL.090-9979-3189髙橋さんへ。
▲豊島さんの作品と山﨑さん（左）、髙橋さん