小田原市 歴史 ニュース 2022年05月27日号

下曽我駅が100周年
長谷川豊吉の像に献花

2022/05/27

今年開業100周年を迎えたJR御殿場線下曽我駅前ロータリーで5月15日、駅の開設に尽力した長谷川豊吉を称え、胸像への献花式が地元住民や親族らによって行われた。

長谷川豊吉は1852年曽我谷津村生まれ。衆議院議員などを務め、1922年5月15日の下曽我駅開業や地域の発展に大きく貢献。後に、その功績を称え駅前に胸像が建立された。

献花式は、(公財)積善会曽我病院の理事長で豊吉の孫である長谷川隆三さん、地元在住の長谷川武さん、元市議の関野隆司さんが企画。小説家・太宰治の娘で作家の太田治子さんも出席した。太田さんは母・静子さんが疎開先として暮らしたことから下曽我で生まれ、「いつも心の記憶の第1ページが下曽我です」と祝辞を述べた。

「これからも誰もが安心して暮らせ、自然環境豊かな地域として発展することを祈念したい」と長谷川理事長。

この日は、梅の里センターで小田原鉄道歴史研究会の「下曽我鉄道まつり」も行われ、多くの人が訪れていた。


▲長谷川豊吉の胸像にバラを献花した


▲下曽我への思いを語る太田治子さん

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