大井町と神奈川トヨタ自動車が協定
災害時にＰＨＶ車貸与
2022/05/13
大井町は4月26日、神奈川トヨタ自動車㈱（市川英治社長・横浜市）と「災害時における給電車両貸与に関する協定」を締結した。
同社が町内に店舗を構えている縁から実現。大規模停電発生時には、同社所有のプラグインハイブリッド（ＰＨＶ）車を借りて電力源として活用する。ガソリン満タン時で一般家庭約４・５日分相当の電力を供給可能という。
車両は5月28日に庁舎横にて開設する「おおい中央公園」で活用される。同園は防災の拠点として大型備蓄倉庫を整備。園内の休憩ユニットハウスは災害時、ボランティアセンターとして機能する方針で、その夜間電力などに使用される。
同社が同様の協定を結ぶのは今回が初。締結式で市川社長は、県民から頼りにされる企業としてこれからも協力をしたいと話し、小田眞一町長は「大変心強い」と深く感謝した。
▲ＰＨＶ車と市川社長、小田町長(左から)