小田原市 ニュース 2020年04月03日号

支援への感謝として小田原市にも3万枚
中国・慈渓市からマスク届く

2020/04/20

㈱ミクニが仲介役を務める

中国浙江省(せっこうしょう)慈渓市(じけいし)から小田原市へ、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててほしいと、マスク3万枚が寄贈された。
小田原市に事業所をもつ㈱ミクニ(本社東京都・生田久貴社長)のグループ会社が慈渓市にあることから、同社が仲介役となって実現。3月26日に市役所で寄贈式が行われ、生田社長が加藤憲一市長に目録を手渡した。マスクは30日に小田原市に届き、市立病院などの医療機関や福祉施設に配られた。
慈渓市では、中国で感染が拡大した時期に日本から救援物資が届けられたことに厚く感謝。地域の優良企業であるミクニのグループ会社「浙江三国精密機電有限公司」に相談し、日本の地方自治体へマスクを寄贈したいと申し出た。ミクニは事業所がある小田原市など全国4自治体に寄贈を仲介。枚数はすべてあわせて10万枚となる。
生田社長によると、感染症拡大の影響で浙江三国精密機電も一時操業を停止していたが、現在は通常に戻りつつあるという。「中国では25年間、地域とともに事業をしてきた。今回橋渡しができてよかった」と生田社長。加藤市長も「マスクニーズが高いところからすぐに使わせていただきたい」と感謝を伝えた。

P20200403_chinamask▲目録を加藤市長(右)に渡す生田社長

-小田原市, ニュース, 2020年04月03日号