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足柄上1市5町が共同で設置
あしがら成年後見センター

足柄上地区1市5町が共同で、「あしがら成年後見センター」を設置した。

同センターは「成年後見制度の利用の促進に関する法律」に基づく中核機関。成年後見制度の広報や相談、後見人への支援、後見人候補者の選定、家庭裁判所との連絡調整などを専門的に行う。中核機関を複数の自治体が共同で設置するのは神奈川県内で初という。

成年後見制度とは、認知症や知的・精神障害で判断能力が不十分な人に対し、成年後見人を選ぶことで当事者を法律的に支援する制度。国の基本計画では、今年3月末までに中核機関を全1741市区町村に整備する目標を設定。2020年10月時点での整備数は、678市区町村(38・9%)となっている。

センターの運営は、南足柄市社会福祉協議会(玉野真永会長)に委託。場所はりんどう会館(南足柄市関本)の同協議会内に設置し、7月より本格稼働がスタート。社会福祉士などの専門職を配置し、センター長は内嶋順一弁護士(みなと横浜法律事務所)、専門相談員を浅沼賢史司法書士(あさぬま事務所)が務める。

相談する際は、まず各市町の担当課、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどの「一次相談窓口」へ。そこから、各所とセンターが連携をとりながら様々な困りごとに対応する。


▲センターの開所式に出席した1市5町の関係者たち/7月14日、南足柄市内にて

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