小田原市 お祭り・イベント イベント情報 ニュース 産業 2022年11月11日号

農業と福祉の連携で
小田原産和栗のジェラート開発

2022/11/11

「農福連携」の取り組みで小田原産の和栗を使ったジェラートが誕生した。11月19日(土)・20日(日)に小田原城址公園で開催される農業まつりで、数量限定にて販売される。

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農福連携とは、障害者が農業分野で働くことで社会参画を実現するとともに、農業の人手不足や高齢化といった課題解決を図るもの。

今回のジェラートは、(社福)宝安寺社会事業部の福祉施設「ほうあん第一しおん」(同市根府川)と、地元農産物などを使ったジェラートを作る「小田原牧場アイス工房」(同市曽我別所)のタッグで完成。同施設を利用する4人が、9月末頃から市内府川で栗を生産している椎野敏武さんの畑で収穫。選別や中身のくり抜き作業も行った。その栗30㎏を使って同アイス工房の志澤美穂さんが開発。栗の食感を活かし、500食分を完成させた。

11月4日、同アイス工房に関係者が集まり、試食会が行われた。協力した市によると、市内では昔から栗の栽培が行われていたが、皮がむきにくい等の理由で近頃は生産量が減少。
椎野さんは「こういった取り組みを通じて栗の美味しさが広がってくれたら」と話した。

ジェラートは11月19日(土)・20日(日)に小田原城址公園二の丸広場で開催される農業まつりで販売。各日250個限定。10時~(無くなり次第終了)。問合せはTEL.0465-33-1494市農政課へ。


▲完成したジェラートを手に笑顔の関係者

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