小田原市 暮らし ニュース 産業 2022年12月09日号

FMおだわら
べトナム語のラジオ番組が開始

2022/12/09

小田原市にあるコミュニティラジオ局「FMおだわら」(87・9MHz)で、市からのお知らせを届けるベトナム語の番組の放送が12月4日より始まった。

市によると、市内の登録外国人は現在約3000人。なかでもベトナムは2001年の9人から今年570人に急増していることから、市内のベトナム出身者に向けて生活や防災情報を発信している。

きっかけは、市が㈱博報堂と結ぶ包括連携協定でアドバイザーを務める小林パウロ篤史さん(㈱博報堂/同市在住)の助言から。小林さんの母はエクアドル出身。日本で同胞と助け合って暮らしてきた母の経験に基づき、日本語が不自由な外国人の居場所づくりを目指した番組の企画が生まれた。ラジオならではの距離の近さを活かし、母国語を聞ける安心感を届けたいという。

番組名は「ベトナムの風~GioVietnam(ゾー ベトナム)」。パーソナリティを務めるのは、リバティ小田原日本語学校(長峯信哉校長/同市本町)の事務局長、トラン・スン・トゥイさん。日本での暮らしを楽しんでほしいと、ゴミの出し方といった生活情報に加えて日本の風習や文化も解説。ベトナムでのヒット曲紹介なども。

放送日時は毎週日曜の正午~30分間。


▲左からパーソナリティのトランさん、長峯校長と同校の事務・リーワイさん、小林さん

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