ニュース 産業 松田町 2022年12月23日号

新酒の到来告げる「酒林(さかばやし)」と「兎の杉玉」
松田町・中沢酒造

2022/12/23

松田町の酒蔵「中沢酒造」本社軒先に、新酒の季節の到来を告げる杉玉「酒林」が12月21日に吊るされた。

酒林は竹籠に杉の葉を差し込み、はさみ等で形を整えて制作する。

同社の酒林は、かながわ森林インストラクター「森のなかま2021」のメンバー5人がボランティアで制作。今年で4年目となる。「竹の芯を二重にするなど年々精度が上がっている。ただ後継者がいないのが課題」と宮下啓一会長。

今年は干支にちなんで雪ウサギの杉玉も制作。杉の酒瓶とともに店先に飾り、新酒の完成を祝う。

同社では23日(金)より新酒を販売。「しぼりたてのお酒」「にごり酒」などが随時揃う。


▲杉玉と酒瓶のオブジェに、はさみを入れて仕上げるメンバー


▲制作中の雪ウサギの杉オブジェ。竹で耳を、酒瓶キャップで赤い目を表現した。

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